表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

トリップ・ドール

作者: IFる

初めて女の子主人公書きました。

可愛いお人形さん(笑)ちゃんのお話です。

メルヘン少女?

そかもしれないし、そうじゃないかもしれません。

あの時のことは、鮮明に覚えている。

もういつの事だったかは覚えていないが、何があったかを忘れる事なんて一生できないと思う。

例え、何とも思えなくても…。

たしか、いつもの様に音楽プレイヤーを取り出し、音楽を聞きながら帰宅していた時のことだった。

いつもの様に視線を感じて、怖かったからいつもの様に人通りの多い道を通って帰っていた。

その当時は、本当に酷いストーカー被害を受けていた。

よく一緒にいる子からも後つけられてるよ?とかよく言われた。

でも、今でも人通りが多い所を通っているのは違う意味合いがある。

……依頼で頼まれた暗殺の罪を、他人に擦り付けること。

これが今の目的だ。

私は一部では、自分の事をトリップ・ドールと名乗っている。

理由は簡単。

人殺しの罪を、相手に転移させる(なすりつける)心ない人間おにんぎょう

ただそれだけの理由だ。

最近ではミス殺戮ドールとか、アサシンドールとか呼ばれることもある。

でも、絶対に変わらないのは、ドール(おにんぎょう)という所。

宵闇に隠れて、満月を背に暗殺をする殺人鬼シリアルキラーでは無く、白昼に堂々と殺人をし、罪は通行人に転移きせるさせる転移トリップのお人形ドール

宵になる前に殺ってしまうのが私の仕事。

今日も今日とて真昼間から殺人事件が多発んでしょう。

主に、私のせいで。

さぁ、今日も仕事に出かけましょうか。

無心になれるお仕事。

感情を持たない可愛いお人形さんになれる殺害のお仕事へ。

そして、今日は誰の元へ罪を飛ばしましょうか?



午後6時。

下校ラッシュに紛れて裕福層の豚さんの子供の子豚さんを珍しい片刃のコンバットナイフで、ブスリ。

ブスをブスリ殺るんです。

……面白くないですね。

さぁ、ここからは感情の無いお人形さん。

人に罪を擦り付けるお人形さん。

駅のホームにあるベンチで子豚さんを待つ、お人形さん。

……来た。

やはり豚さんから生まれた子豚さんというだけあって、惨めな風貌をしてますね。

まぁ、これから綺麗な赤い紅いお花を咲かせてあげますから、それまでの辛抱ですね。

まずはスニーキング。

断じて言うが、ストーカーじゃ無い。

ほら、あの蛇さんだってスニーキングスーツとかいうの着てスニーキングミッションやってるじゃないですか。

あれと同じようなものですよ。



……子豚さんというだけあって、大通りまで3分で行けるはずなのに10分もかけて歩いていてくれた御蔭で買い物帰りのご婦人達も居る時間に大通りへ来れたことは嬉しいけど、遅い。

とにかく、遅い。

あっ、コロッケ見てる。

共食いするのかな?

あ、買っちゃった。

やっぱり共食いするんだ。

あぁ、こぼしてる。

汚いなぁ。

……そろそろ、いいかな。

私はコンバットナイフを袖に忍び込ませて、子豚さんに近づいて行く。

そして、子豚さんが貴婦人とすれ違う直前に心臓へ一突き。

きっと持ち前の脂肪ロースで耐えるだろうから、頚動脈も素早く刎ねておく。

これでもう大丈夫だろう。

ちゃんとハンカチで指紋がつかないようにして持ってたから、あのご婦人のポケットに忍び込ませておけば大丈夫だろう。

うん、大丈夫。

バタフライナイフが偶々無かったからコンバットナイフを使ったけど、多分大丈夫。

あぁ、悲鳴なんて聞こえない。

悲鳴を上げるのは私。

血のついたナイフをポケットに隠しているのはご婦人。

もう慣れてるから返り血なんてつかない様にできたけど、もしついてたらどうしようか。

まぁ、その時はその時ね。

不安なんて感情は要らないわ。

だって私はお人形さん。

罪を擦り付ける、悪くて可愛いお人形さん。

さぁ、お仕事の達成報告をしてこなきゃ。



お仕事は完遂。

報酬もたっぷり。

新しいお仕事ももらった。

次の目標ターゲットはのんきに下手な小説書いてネットにあっぷしてる可哀想なおバカさん。

さぁ、お仕事用のナイフを買って白昼堂々と殺りに行きましょうか。

でも、次のお仕事は明日から。

今日はもう眠いんだもの。

さぁ、可哀想なおバカさん。

明日からは真昼間にご注意ですよ?

じゃないと、私が綺麗な赤い紅いお花を咲かせてあげちゃうんだから。

明日からキャラの安定しないお人形さんが貴方を狙ってるんだから、真昼間に出て来てちょうだいね?

じゃ無いと私が困っちゃうから。

最後まで読んで下さりありがとうございます。

よろしければ、どんな酷評でもよろしいのでご感想のほどをお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ