ep.2 その神童、息子ができました
朝起きると息子ができていました。
はい、私こと、紫音です。
意味がわからないと思ったそこのあなた。私も意味がわからんが?
いや〜 昨日の思いつきで言ったことが、そのまま翌日にできていることに驚きが隠せないね。
それも、年の差20歳である。それも、息子の方が年上ときた。意味わからないが? う、うん。それは今回いいとして、よくはないがいいとしよう。
どうしてこんなことになっているかを語らないといけないな。誰にというのは野暮ってものだから、言わないが。いない読む読者いない作品だろうが、一応語ろうか。
私の名前は、佐藤 紫音という名前の平凡なサラリーマンだった。そう、だったというのは私は一度死んでいるからだ。
まあ、いわゆる輪廻転生というやつだ。しかも、記憶を持ったままである。
トラックに撥ねられ死んだと思ったら、次に目を様した時視界がおぼつかないし、うるさいし、寒いしで散々だったよね。
っていうかさ、トラックで撥ねられて死んだら普通は、女神様とかが現れて異世界に転生。そこで「ヒャッハー」しながら無双やらハーレムとか築いちゃって、「ガッハハ」とか言っちゃうあれになるんじゃないの。
完結にいうと、日本で死んだら異世界に転生して、「ギャハハ」と言いながら色々やるってのが常識でしょうが。
まあ、いい。それよりも今はできちゃった息子のことを考えるとしよう。できちゃったものは仕方ない。うん
改めて、息子を見る。そこにはお世辞にも普通の大人という感じではなかった。
俺の前にいるのは、言っちゃえばホームレスと言われた方が納得しちゃう容姿をしていた。だって、髪はボサボサで汚れているし、泥が付いた服が乾いて、その上に泥がもう一度ついたと言われても信じられるくらいには、小汚い茶色だった。
まあ、普通に家庭を築いている一般人を、息子にはできないよな。いや、それなら子供を連れてこいよ。孤児院があるでしょうが!!
とか思ったけど、それは手続きの都合上時間がかかるんですか。さいですか。
え、それでも3日もあればできるって。もう、それくらいなら待つが。
一刻も早く用意した方がいいと。ふむ、なんというかポンコツなメイドなメアリーさんって感じだな
ってことで、2話完成。
え、続き書かないかもって? 思いついたところまでは書くよ。
つっても、別の作業しながらだから、それでも不定期だけど、てか、見てる人いないか。
今までだってコメントされたこと数えるくらいだったし