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デッドマスターはあんまり動じない  作者: 八神 黒一
2章 異世界情緒金稼ぎ
35/332

035 墓所に安らかなる眠りを

 それほど離れた位置ではない。歩いても二十分といった程度か。

 ほどなくして馬車は墓地の付近まで到着した。

 なぜ墓地に到着した、ではないかと問われれば、馬が嫌がり、これ以上進もうとしなかったからである。

 

 それほどに、墓地は嫌な気配、瘴気を発していた。


 一旦街道脇の近場にある木へ手綱を括り、どうするかという話になった。

 墓地までは歩いて五分もかからない目と鼻の先の距離であった。

 

「馬車と馬は置いておくしかないか」

「このあたりだと大丈夫だとは思いますが……」

「見張りの話っすか?」

「まぁな」

「ならちょうどいいんで騎士でも呼びましょう」

「騎士?」

「『ナイトスケルトン』」


 ウェイトリーがメインデッキから一枚のカードを抜き、そう呼びかければ、古びてはいても実用的で立派な鎧を着た精悍な騎士が現れた。

 鎧に覆われている部分が多くあるため、一見すると普通の人間にも見えるが、兜の下にある顔には肉の一切はなく、眼下にぼうっとした赤い光が二つ眼球を模して光るのみである。

 スケルトンの中でも相応に上位に位置するキャラクターユニット『ナイトスケルトン』である。

 

 その異様に、エリナ職員は息をのみ、グラッツギルドマスターは抜きこそせずとも剣の柄を強く握った。

 ウェイトリーは特に気にした様子もなく、ナイトスケルトンへと指示を投げる。

 

「すまんけどここで馬と馬車を見張っていてもらえるか」


 ナイトスケルトンは言葉で答えることはなかったが、握った右手を胸に当て、力強くうなずいた。

 このクラス、レアリティでいばレアくらいのアンデッドになればしっかりとした受け答えに理性的な判断まで十分期待出るし、騎士としての剣技も相応のものだ。

 アンデッドと不死者を分ける明確な境界線は理性的であり無暗と生者を襲わないこととされているが、正直に言えばナイトスケルトンはもうほぼ不死者といえる。

 独立した個性といったものが今のままでは感じ取れない部分が、彼をまだアンデッドの域にとどめて居るのかもしれないが、そのあたりはウェイトリーが知るよしもない話だった。

 

 何はともあれここはナイトスケルトンに任せておけば問題ないだろう。

 あくまでウェイトリーの感性では。

 

「他に誰かが来ないことを祈るばかりだな」

「来ても無暗には襲いませんよ」

「いや通報はされるだろ」

「あー、それは確かによくないかもっすね」

 

 人ごとのように言うウェイトリーにグラッツギルドマスターは呆れたような目を向けるが、ここまで来て言ってもしょうがないことかと諦めた。

 

「それじゃあ他のも呼びますかね。『レイブンレイス』『ゴーストキャット』」

 

 軽く握って掲げた右手に幽体のカラスが留まり、足元には同じく幽体の猫が現れる。

 こちらはじっくり見てもほぼカラスと猫なのでエリナ職員もそれほど気を張ることはなかった。

 

「偵察頼む。正面の墓地だ」


 そう告げ、レイブンレイスを空へと放ち、ゴーストキャットもサクサクと駆けて行った。

 それを見届けた後、ウェイトリーは肩を回し伸びをした後に一息ついて言った。


「じゃ行きますか。マリーさんは一番後ろを。ギルドマスターとエリナさんはその間にお願いします。

 戦闘するようなことは……、あー」

「なんだ」

「まぁあれなら大丈夫でしょ。お二人が戦闘するするようなことはないと思うので気を張りすぎないようにしてついてきてください」

 

 そう告げると、ウェイトリーは散歩にでも行くかのような気軽そうな足取りで歩き出した。

 グラッツギルドマスターはそれに続くが、やや怖気があるエリナ職員の歩みは少し遅い。

 

「エリナさん。私近くにいるので、それほど怖がらずに行きましょう。恐怖や怖気はアンデッドを引き寄せることにもなりますから、普通にしてるのが一番ですよ」

「そうですね。知識ではわかっているのですが、なかなか感情が追いつかないもので」

「それはしょうがないですよね。でもそういうものだと思って普通についていきましょう。

 というか、主さまの近くが一番安全なので、遅れないようについていくのが一番安心ですよ」


 やや遅れた歩調で少し距離が空いているのを見て、エリナ職員は慌てたように歩調を早めた。

 マリーはできるだけエリナ職員に気を遣おうと心がけつつ、そのあとに続くのであった。

 

 

 墓地の中は、昼間だというのに陰鬱で気の滅入る空気が満ちていた。

 もともと曇りではあったが、光量が二割ほど落ちたのではないかと思うほどに周囲に薄暗さを感じる。

 光なので、それは見えるはずで、感じるというのはおかしいかもしれないが、事実としてそう感じるのだから仕方のないことであった。

 

「なんとまぁ湿気たところっすねー」

「お前、言うに事欠いてそれか」

「まぁ墓場が賑わってるってのはちょっと違うとは思いますけど、これじゃあ墓参りにも来れませんね」

「それはそうと符術師、お前これどこに向かってるんだ?」

「奥の方に小さな池と木が立ってる場所があるじゃないですか。そこですね」

「お前、ここに来たことがあるのか?」

 

 そう聞かれたウェイトリーは右手人差し指を立てて空を指さした。

 指された方を見上げれば、そこには一羽の鳥、先ほど見たカラスが飛んでいるのが分かった。

 

「あのカラスからわかるのか?」

「あのカラスから視界を借りることができるんで、それで全体を見てます」


 正面を向いてるためギルドマスターたちは気づいていないが、ウェイトリーは歩き始めてから左目を瞑りながら歩いていた。

 

「ウェイトリーさんが探索や偵察が得意だというのはそれが原因ですか?」

「まぁそうですね。他にもその辺走り回ってる猫もそうですし、ネズミとかも使いますよ。場所にあった偵察戦力を呼ぶ感じですね。

 大概の場所は行く前からおおよその立地から構造まで大体わかりますね」

「お前めちゃくちゃ便利だな」

「地元でもそう言われてました」


 それほど広い墓地ではなく、ほどなくして目的の池の前へとたどり着いた。


 そこは、幽霊屋敷にあった池と比べてもひどいありさまだった。

 黒く濁った泥で池は水面しか見れず、水草の類は一切が枯れ果て、池の周囲に付着する泥はもはやタールのようで気味が悪い。

 そして何より、幽霊を見る素養のあるなしに関わず見えてしまうほどの、決まった形のない黒い靄が池の上に渦巻いていた。


「あれはいったい……」

「まぁ可視化された怨念ってところですかね」

『にゃむ』


 そんな話をしていると、猫の鳴き声が聞こえた。


「出てくるか。そのまま待ってりゃ苦しまずに送ってやったものを」

「えっと……?」

「お二人は動かないでくださいね。主さま、いかがしますか」

「まぁ、並べて燃やすかな。人を襲うようなのを放置はできんしね」


 ほどなくして、黒い靄に赤い二つの光を浮かべたような塊が、五体、六体と連なるようにして姿を表した。

 それらはウェイトリー達の周りをゆっくりと回り、包囲する。

 まるでここからは決して逃がさないと言わんばかりに。

 

 ウェイトリーは普段通りの表情で、しかしどこか憐れんだような目をして、言葉を放つ。

 

「止まれ」


 その言葉は絶大な威力を発揮する。

 こと、低位のアンデッドに対しては。

 黒い靄達はその場に凍り付いたように動きを止めた。

 

「何が起こってんだ?」

「デッドマスターの権能、『死者への権限』です。

 主さまであればおよそほとんどの中位以下のアンデッドはその言葉に逆らえません」


 動きを止めた靄達にウェイトリーは更なる命令を下す。

 

「池の上で並べ」


 その言葉に逆らうことができる靄は一体たりともおらず、そのすべてがタールの池の上へと整列する。

 

「安心しろ。別にそうなってしまったとしても魂は平等だ。全て至るべき場所へ送ってやる」


 ウェイトリーはデッキケースから一枚のカードを取り出した。

 墓守の火。葬送の焔の一枚を。


「『葬焔』」


 放たれた蒼い焔は、瞬く間に黒い靄と、そこに漂っていた黒い怨念たちを焼き払っていく。

 その焔はそこにいた靄も怨念も、そのすべてが灰と化すまで、消えることはなかった。

 

「さて。ちょっと逸れたけど目的を果たしますか。もう向かってくるようなのは居ないと思うので楽にしてていいですよ」

「おうそうか……。さっきのは、あれで終わったのか?」

「今頃は冥府でしょうね」


 そう告げながらウェイトリーはチュートリアルで使って以来のカードを取り出して発動した。

 浄化の銀鍵。修正点の修復には欠かせないカードである。

 

 ひし形の輪に人差し指を通し、それをクルクルと回しながら目を凝らせば、この世界に来た時と同じように穴から緑や青の粒子があふれる場所が池の中心にあった。

 中規模の時と比べればずいぶんと小さいが、それは確かに修正点の一つである。

 

 それを見て若干いやそうな顔をしたが、気を取り直してその穴に向かって回していた鍵を投げ放った。

 放たれた鍵は寸分も違わずその穴の中心に突き刺さる。


「キネシス」


 池の縁から念動の生活魔法で鍵を回せば、穴の中でやわらかい光が輝き、ほどなくして粒子の噴出は収まった。

 光が収まったのを確認し、そのままキネシスで鍵を引き戻せば、どろどろになっているかと思いきや、一切汚れていることはなく、投げた時と何ら変わらないままだった。


「それは何をしたんだ? なんか光ったが」

「あれっすよ。ほっとくと世界の危機のヤツ。あれを修復したとこです」

「あーそうかそうか。ただ池が光っただけだな」

「そっすよ。ただ池が光っただけっす」

「あの……、ギルマスの立場でそれは難しいかと」

「やった本人が光っただけって言ってるんだから間違いあるめぇよ。エリナも知らんふりしとけ」


 なにやらもめているギルド職員を尻目に、ウェイトリーはマリーに問いかけた。

 

「マリーさん。いつぞやの浄水ポーションこの池にも使える?」

「行けるんじゃないですか? わからなければ試せばいいんですよ」


 そう言いながら懐から取り出した一本のポーションの栓を開け、池へとトポトポと流し込んだ。


 しかしてその効果は絶大であった。

 流し込まれた場所から徐々に波紋が広がるように黒い池は透き通った綺麗な水へと変わっていき、溜まっていた泥も泡に溶けるように消えて行った。

 効果はそれだけにとどまらず、池の周囲に飛び散っていた泥にも効果があり、その周囲を含めて泥池の痕跡は瞬く間に消え去ってしまった。

 池は底までしっかりと見渡すことができ、池の底からふつふつと水が湧きだしている様も見ることができる。

 その美しさたるや、このままこの池に浸かり、この池の水を飲んでもいいなと思えるほどである。

 

 いや、効果がすごすぎた。


 おーー、とのんきな声をあげるマリーにウェイトリーはあちゃーと言わんばかりに顔を手で覆った。

 

「あの、マリーさん。今のはいったい」

「どぶさらいに使おうかと思って作ったポーションだったんですよ。思ってたより効果がすごくてちょっと面白いですよね」

「面白いじゃないですよ……」


 エリナ職員にあれはなんだどういうことだと根掘り葉掘り聞かれているマリーを見ながらギルドマスターはウェイトリーに言う。

 

「お前も大概だが、お前の連れも大概だな」

「やらかし度で言えばどっちかというと連れの方がやらかしてると思うんすよ、最近」

「そういやポーションめちゃくちゃ売れてるぞ。そのうちまた頼むかもしれん」

「そりゃ景気のいい話で」

「これで終わりか?」

「いやあと最後に仕上げが。マリーさん、ちょっと頼みたいことがある」

「なんでしょう?」

「こう、広範囲に灰を拡散できるように風を何とかできん?」

「では渦巻き状に空へと向かうようにするのでそこに投げてください。十分広がるはずです」

「よろしく頼むよ。花咲かじーさんして回るのはちょっと大変だしね」

「お任せを」


 そういうや、いつものように指をクルクルと回せば人と同じほどの大きさの小さな竜巻のようなものが出来上がった。

 

 それを見届けるや、仕上げのカードとして銀の葬灰を取り出し、発動して、それを半分ほど竜巻の中へと放ち、残りは池へと撒いた。

 

 舞い上がる銀の灰は薄い曇り空の光の中であってもキラキラと光り、墓場全体を包むように広がっていった。


 すると、ずっと暗く感じていたのに、急に光が差してきたかのように明るくなったような気がした。

 もちろん天気が良くなったわけではないし、実際に明るくなったわけでもない。

 重く暗く感じる気配が、すっと、溶けるように消えて行った気がしたのだ。

 

 そして、この墓地の眠りが妨げられるようなことはもうないのだ強く感じることができた。


 エリナ職員はずっと恐ろしく感じていたはずが、気づけば心安らぐさわやかな場所へと変わったことにただただ驚くばかりだった。

 

「ほい。これで万事終了。お疲れ様した」

「こいつはすげぇな。別の場所に来たみてぇだ。

 お前、屋敷でもこれ使ったんだな?」

「ちょっと何言ってるかわかんないっす」

「まぁいい。……これで街の住民も気軽に墓参りに来れるってなもんだ」

「そっすね。誰しもが死者の安寧を祈る時間はあってしかるべきっすから」

「お前死霊術師のクセに神官みたいなこと言うんだな」

「なんで今俺は罵倒されたんですか?」

「いやしてないよな?」

「俺宗教とはめちゃくちゃ相性悪いっすよ」

「そりゃそうだろうな。

 さて、状況の確認も十分できた。これならなんの文句もねぇ百点満点中の百二十点だ。戻って十分な報酬をくれてやろう」

「うっす」

「今日は主さまのおごりですね」

「腹破裂するまで食わせてやるぜ」

「お腹破裂するまで食べるより、お高い店に行きましょう」


 グラッツギルドマスターの声に返事を返し、一同は墓地から帰っていった。

 

 怨念渦巻く墓地はもはやなく、そこには死者の安寧と生者の清浄があるのみであった。

 

 

 ……余談だが、ヤバイ浄水ポーションとヤバイ灰を投げ込まれた池が聖水など鼻で笑うほどのヤバイ水が湧く池になっていることについては、まだ誰も知らないのであった。

  

 

 

 

++++++++++++++++

 

 

 

 

 同日、ギルドにて。

 そこには一人の少女の姿があった。

 籠を背負った少女に気が付いたエリナ職員は何かの依頼だろうかと受付を出て声をかけた。

 

「冒険者ギルドへようこそ。本日はどういったご用件ですか」

「あの、私、薬草を育てて。

 えーっと、死霊……なんたら師のウェイトリーさんと魔術師のマリーさんに薬草を買ってもらう約束をしたことがあって。

 次ができたら冒険者ギルドで言伝をって言われてて」

「なるほど、わかりました。お二人ならよく受付業務を担当しますので私が言伝を預からせていただきます。まず、お名前を伺ってもよろしいですか?」


 内心ではあの二人の客かぁ……、と思いつつも、相手が少女であろうと屈強な冒険者であろうと決して態度を変えることなく丁寧に対応するエリナ職員に少女は名前を告げた。

 

「私はアーシアです。薬草のお届けと、薬草の栽培のことで相談に来ました」


 

 

 

 かくして、デッドマスターが図書館に入り浸り読書を満喫する中。

 少女アーシアと薬草、そしてポーションに関わる話が動き始める。

 

 そのお話は、また次の機会に。

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――― 

 終了時点でのステータス



 PLv:101


 HP:3936   STR:226   MAG:786

 MP:5454   VIT:251   AGI:522

 SP:1009   INT:681   DEX:322



 探索系

 鑑定10 調査10 感知10 気配察知10 追跡10 遠見10 製図10

 罠解除10 鍵開け8 植物採取10 伐採9 鉱物採取10 発掘10

 解体10 神秘採取8 野営9 環境同化10


 知識系

 鑑識10 薬草学7→9(10) 解体術8→10 解剖学5→7(10) 

 医学2 鉱物学5→9(10) 魔生物学4→8(10) 地質学2→5(8)

 考古学1→4(10) 人類学2→4(7) 天文学4→6 宮廷儀礼3→4(7)

 術式魔法学(EW)3 魔道力学(EW)2 精霊学1 冥府の戒律10


 生産系

 土木工事9 建築2 錬金術9 薬草栽培2 罠製作2 木工2 金属加工1 細工1


 補助系

 投擲10 剣術2 体術7 気配遮断10 行動予測10 水泳6


 複合・発展系

 オールレンジスキャン(!) (弱点看破) (弱点特効) (天地一心)


 異世界スキル

 異世界適応10 異世界言語理解5 資材カード化5 魔力視5 修復者の瞳10 

 クラス特性:死者への権限10 クラス特性:術理解明5

 これで二章は終了です。

 次回更新は十日ほどお時間をいただき、24年2月19日/0時を予定しています。

 そこから三章終了まで二日に一度の更新、月跨ぎの29日から1日にのみ連日の更新になります。


 なろうでの総PV数などをアクセス解析というページで確認できるということを知って、大変たくさんの方に読んでいただけているというのを知ることができ、とてもうれしく思っています。

 24年2月1日ごろに最初の大台ともいえるであろう1000PVを超えることが出来てニヤニヤが止まりませんでした。

 ご愛読いただき、本当にありがとうございます。


 これからも楽しんで読んでいただき、かつ評価やブックマーク等いただけるよう、鋭意努力していきたいと思います。

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