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趣味屋『停まり木』始まります。レビュー的な何かです。


拙い文章ですが、お付き合いいただけると嬉しいです。

ーーカラン


「いらっしゃいませ」

「アラ、お客さま?適当な席座って頂戴」

「ん、ミアちゃんの出番じゃないですか?」

「なあ、いっつもそうだけどミアじゃなくてよくね?」

「まあまあ輝くん、そう言わずに。つくもさんの言いたいこと、本当はわかってるでしょう?

ーーいらっしゃいませ。

ここは『停まり木』。まあ、"趣味屋“って言ったほうがわかる人は多いかもしれませんが。

私はミア。カウンターの中の眼鏡をつけている方がマスターさん、ピアスをしている方がかなちゃんことかなえさんです。そちらの長髪の方がつくもさんで、そこの男の子が輝也ー輝くんです。

先程も言ったようにここは"趣味屋”とも呼ばれる場所。棚に置いてある物は自由に手に取って構わないのでゆっくりしていってください。

何を見れば良いかわからないときは、つくもさんに聞くと良いですよ」

「ええ、何なりと」


数時間後、客はスッキリとした顔で帰っていった。


「良かった、今回も元気になっていただけたみたいですね」

「ええ。ミアさん、九十九さん、毎回ありがとうございます」

「いえ、これくらいのことなら。

あ、そうだつくもさん」

「どうしました?」

そうして常連たちは、他愛もない会話へ戻ってゆく。


ーーそう、ここは"趣味屋”『停まり木』。

客に必要なーそれは主に漫画だったり小説だったりーが置いてある。それらを使って客の心を軽くするのがこの店である。

ーだって、助けられるなら助けたいだろう?ー

そうやって何てこともないように言った人によって開かれたこの場は、運命に引き寄せられたとしか言いようのないメンバーに支えられ、今日も世間とははなれ、ゆるやかな暖かい空気を流しながら営業している。

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