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6/6

6,キースside1

レオナルドとキースは2人とも一人称が俺です。

キースはそのままなので愛称がないです。

長いやつが思いつかないので。

俺とレオとルシアは、幼馴染。

レオとは7歳の時にお茶会で知り合った。

俺とレオは初対面から意気投合し、

ルシアはレオの婚約者候補だったことから

ある日ばったり王城で会って紹介された。

俺は、きっとあの時ルシアに一目惚れしたんだと思う。


俺らはそれからよく3人で行動するようになった。

図書館で本を読んだり俺の姉と婚約者を混ぜて一緒に出かけたりした。


そんな楽しかった日々は

俺らが12歳の時に変化を迎えた。

ルシアとレオが婚約したんだ。

それからはルシアと俺はあまり話さなくなっていった。そして俺はレオの側近候補になった。


俺から見て2人はまぁまぁ仲が良かったと思う。

だけど、王立学園に入学する前…今から一年と少し前かな。

レオのルシアへの態度が少し冷たくなった。

理由を聞くと、

「…今後話す必要ができたら話す」

だって。


だからレオを少し観察したんだ。

レオは前より知らない令嬢達が比較的多い

舞踏会に参加するようになっていた。

誰かを探しているのかな。

でも、俺が知る限りそんな人聞いたことはない。

ルシアへの態度と関係があるのかもしれない。


その理由は、1ヶ月前に分かった。

入学式の日、レオは1人の令嬢を見て一瞬固まっていた。けどすぐに溶けた。

隣から「やっぱりいないのかもしれないな」と

呟いた声が聞こえた。

レオの顔を見ると、俺が呟きを聞きつけたことに

気づいたのか俺から目を逸らした。


四日後、同じく側近の1人のカルロスが俺たちに

恋愛相談をしてきた。ここは私情を持ち込む場じゃないから他所にしろと言いかけたが、レオが乗り気そうだったので驚いて止めるのをやめた。

カルロスの発言内容はこうだった。

新入生の女生徒に一目惚れをした。

彼女は男爵令嬢のシーナ嬢といい、

僕のハンカチを拾ってくれた、と。


これは運命だよと舞い上がっているカルロスは

俺たちに協力を求めた。

俺たち側近はほぼ静観と1人情報提供になった。

その1人は一つ下の妹がいて、

他の側近は学園内に姉妹がいなかったからだ。

少し可哀想だと思った。

レオは話しかける時だけついていくそうだ。






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