HAPPY BIRTHDAY☆
――あんたなんて生まれなければ良かったのに。写輪眼が欲しかったからオビトを見殺しにしたんだろ。やっぱり悪魔の子だね――
am5:00 ガバッ!
「ハァッハァッハァッ。はぁ〜。最悪」今日は9月15日。
「母の命日…忌まわしい俺の…誕生日…」一年で一番嫌いな日。カカシは、何時ものように忍服を着て、額あてをし、家を出る。行くところは毎日欠かさず行く慰霊碑のところ。 その頃七班の子供達は集合場所に向かって歩いていた。…
「今日の集合って6時で第三演習場(サバイバル演習で使った。)よね?」
「どーせ先生遅れてくるってばよ。それよりさ、それよりさ、今日カカシ先生誕生日なんだって。」
「嘘っ。プレゼント用意してないわよ。」
「大丈夫。俺もだってば。」
「なんであんたまでないのよ!」
「忘れてたんだってば!でもいい案があってさ」
「なによ。」
「皆で金出し合って、一楽のラーメンおごってやんねぇ?」
「えー」
「いいんじゃねーか。上忍なんだし、形が残る物は渡せねーだろ。」
「そ、そーよね。(サスケ君カッコイイ∨∨∨しゃーんなろー!)」
「なぁなぁ。あれってカカシ先生じゃないか?」ナルトが指差したのは、慰霊碑にたたずむ銀髪の人だった。
「そーみたいね。なにやってるか見に行きましょ(こーゆーのって気になるのよね〜。しゃーんなろー!)」三人はこそこそとカカシに一番近い木の上に隠れる。
「………」
「何て言ってるのかしら?」
「今日は俺の一年で一番嫌いな日が来ましたよ。俺、先生が死んだ時の歳と同じになったんですよ。」
「「「!!!」」」
「つい最近まで赤ん坊だったナルトももう十三歳なんてね。俺も歳とるはずだ〜ネ。今日も一日あいつらを守って下さいね。先生…今日を祝ってくれたのは先生くらいですね☆」
「「「…」」」
「今日は早くいってみようかな?ナルトとサクラに雨が降るかもとか言われたりして。」
「先生!どうしたんだってば?こんなはやくに」
「雨でも降るんじゃないかしら。」
「ホントだな。」
「ちょっとね。…さぁって、今日の任務は、第三演習場の慰霊碑とその周りの掃除だ。」
「よし。早く終わらせるぞ。」
「…おうっ!!」
「うん!」
「???(珍しい、ナルトがこんなにやる気なんて。それこそ雨降るんじゃないか?)」三人は、カカシが見てないのを見計らって、
「よしっ。カカシ先生見てないってばよ。」
「どうしたのナルト?」
「カカシ先生俺らが誕生日知ってるって知らないみたいジャン?だからさ、この任務が終わ
った直後にさ、皆でおめでとうっていってビックリさせねぇ?」
「いいわね!それ!」
「サスケは?」
「あぁいいんじゃね?」
「よしっ!早く終わらせるぞ!」皆すごいスピードで任務を終わらせる。その頃カカシ。
「(俺は幸せになってはいけないんですか?先生。やっぱり生まれなきゃよかったんですか?)」
「先生!任務終了だってば!」
「早かったねぇ」
「おう!じゃ、皆いいか?」
「???」
「ああ。」
「うん!」
「せーの」
「「「HAPPY BIRTHDAY!カカシ先生!!!」」だってばよ!」
「!!!!」
「ほらっ!引いたじゃない!」
「え〜。センセー今の何点?」・・・ボンッ
「「「!!!」」」次の瞬間三人はカカシに抱き込まれる用に立っていた。
「百点。」
「へへっ。」
「ふふっ。」
「ふんっ。」―嗚呼先生すみません。
「あのさ、先生!誕生日プレゼントは、一楽のラーメン。三人で金出しておごってやるからな!」
「あぁ」
俺今すっごく
「ナルト、サスケ、サクラ、」
「「「???」」」
「ありがとう。」
「へへっ。」
「ふふっ。」
「フッ。」
―――幸せです。―――「早かったねぇ」
「おう!じゃ、皆いいか?」
「???」
「ああ。」
「うん!」
「せーの」
「「「HAPPY BIRTHDAY!カカシ先生!!!」」だってばよ!」
「!!!!」
「ほらっ!引いたじゃない!」
「え〜。センセー今の何点?」・・・ボンッ
「「「!!!」」」