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願いが叶うなら

作者: 池田大翔

空を飛んだり、時空を行き来したり、キレイになったり、イケメンになったり、金持ちになったり


人には色々な願いごとがある。



煩悩だらけのこんな僕は、恋とかには全然無関心で人間がすきなだけで、青春時代には淡い恋の記憶がなにひとつない。



ただ、僕の願いは過去に戻ること。それひとつ…


いや、



僕には友達がいない。


生まれたときからお互いが信頼し合える友達が。




だけども明るい性格で社交的だ。




ただ今も昔も魂に住んでる自分はずっと変わらない。




心から好きでやることはなにひとつなかった。


恋も部活も勉強も



青春はあとから、振り返るときに付け加えていた。




願いが叶うなら、過去にもどるとかそーいうのよりも本当は、魂自体を変えたいのだ。




とまあ、そうはいってみたもの袖振り合うも他生の縁、前世も後世も今世も魂はずっと同じだと聞く。それなら願いを叶えるのはかなりの一苦労のようだ。



そんな中、久しぶりに出会った旧友の友に勇ましくなったと言われた。



特に強がったり見栄も張っていない、もちろん魂も変えていないし昔も今も同じ僕がいる。




心からの友達はいない。



だけど出会っていく人達は常にいる。




優しい人怖い人、わかりやすい人難しい人。



知らず知らずに出会った色々な人達に影響をされ、考えをもち、言葉をつかい、意識をしながら仕事を覚えてきた。



うまれたばかりの過去と同じだと思っていたことがおかしくなってきた。




そんなこんなで今旧友から晩御飯の誘いが入った。




どうやら僕には過去にもどる必要はないみたいだ。




しまった、


願いごと変えておかないと。

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― 新着の感想 ―
[一言] 浅いようで深い話でした。 自分にも当てはまるかもしれません。
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