読者さんお断りww小説家志望は寄っといで。人気なろう作品の作り方
調べたデータ数は100作品程度ですので、統計学的整合性は無い事をご了承ください。
ハイ、底辺なろう作家はからは這い上がりましたが、二番手集団後方で待機中の加藤良介です。
大丈夫。まだ一週目。勝負は二周目。4コーナ過ぎた辺りからですよ。
たぶん。(;´・ω・)
今回はなろう業界において人気を博するには、どうすればいいかを考察していきたいと思います。
何が人気作品かと言えば単純に、総合ポイントの高い作品を人気作品と定義いたしました。
人気の出し方についての考察なのですが、作品の傾向、内容については一切考慮いたしません。
「なら、何から考察するんだよ。お前の個人的心象か」
そう思われるかもしれません。一部その様な傾向があることは否めませんが、極力公平に検証する為、全てなろうにおける数字で検証していきたいと思います。
よろしければお付き合いください。
それでは始まり始まり。
① PVについて
PVについて簡単に説明いたしますと、その作品におけるクリック数です。
一人の読者が10話分読んだら、PVは10ポイント加算されます。
なろうに置いてPVは重要視されます。
PV数を増やすことが、成功への第一ステップと言えるでしょう。
多くの方が指摘されていることですが、PVを増やす方法は大きく分けて二つあります。
第一がタイトル。
なろうにおける小説の題名が独特の進化をしたのは、PVを増やすための努力の結果であることに異論はないでしょう。
粗筋みたいなくそ長タイトルは、クリックしてもらうための作戦です。
なろうに慣れていない人は面食らいますよね。
私も初めはそうでした。なので、最初の連載は古典的な普通のタイトルで投稿したのです。
PV増やしたいのであれば、なろうの流儀に従いましょう。タイトルは粗筋みたいなものにするべきです。しかし、これもただ単に長ければいいという訳ではありません。言葉の流れが大事です。音韻の響きや五七五のように口にしやすいことが望ましいでしょう。
ある意味で、最も重要なファクターだと思います。
しっかり考えましょう。
己を貫きたい人は信念を貫いてください。それで、成功したらめっさカッコいい。( ̄▽ ̄)//
第二はあらすじ
タイトルの段階で粗筋なので、当然粗筋はそれ以上の物になります。
ただし、これは長ければよいという訳ではないでしょう。長すぎると読んでもらえないはずですので、粗筋に入りきらなかった、読者の期待値を煽る文言を考えましょう。
すべてはクリックしてもらうためです。
頑張りましょう。
さて、ここからがPVの本題。
なろう作品のPVは、他人が見ることが出来ます。
その機能を使って、人気作品のPVをざっと見てきました。
PVにはPCからのアクセスとスマホからのアクセスがあり、ご親切にもそれを分けて表示してくれます。
そして、人気作品は圧倒的にスマホからのPVが多い傾向でした。
両方が同じぐらいの作品は少なく、PCが多い作品はさらに少なかったです。
PVを増やしたいのであれば、スマホに対応した作品作りが求められるという事でしょう。
それが何かは各自で考えましょう。色々な答えがあると思います。
行間だったり、文章の長さだったり、背景の色だったり、使われる文字の傾向だったりと色々です。
② ユニークについて
これは、PVに連動した数字なのですが、少し違います。
ユニークは、その日アクセスした読者数をカウントします。
一人の読者が10日間、同じ作品にアクセスすると10ポイント加算されます。
同じ日に何度アクセスしても1ポイント。これがPVとの違いです。
当たり前ですが。PVより数は少なくなります。
さて、ここで、面白い現象に気が付きました。
PV数はスマホ勢が強い作品が多勢なのですが、ユニーク数に関してはPC勢がやや優勢という事です。
普通に考えるとPV数の多いスマホ勢のユニーク数が、PC勢を凌駕していなければなりません。
しかし、実際の数字は違いました。
これは、何を表しているのでしょう。
二つの説が考えられると思います。
第一の説はスマホで探してPCで読む。
出先などで、面白い作品を探して実際には大画面のPCで読む人が多い。
あり得ます。大画面で落ち着いた空間で読むことが好きな人も多いでしょう。
第二の説はスマホ勢は脱落者が多い。です。
作品により違いはありますが、スマホ勢のユニークにおける脱落率はものすごい数字です。PC勢の倍とかザラです。
この説が正しいとするのであれば、重要視すべきはPC勢なのかもしれません。
ただし、人気作品のPVはスマホ勢が優勢であることを忘れてはいけません。
これは、数字ではなく私の印象なのですが、スマホ勢は若い読者が多いのかもしれません。最近の若い人はPCをあまり使わないと、何かで読みました。
PC勢は比較的、年齢が高いかも知れません。
ここ辺りも考えると良いかも知れません。
PVが作品の一見さんであれば、ユニークは常連さんです。
継続的に読んでくれる人が多ければ多い程、ユニークは伸びるからです。
ユニークを伸ばすためには、作品の質が大事になります。作品が面白くないと継続して読んではくれませんからね。
内容を頑張りましょう。
( ̄д ̄)//言われんでも分かっとるわ。
③ 結論
さて、結論といたしましてはPVを伸ばすためにタイトル、粗筋を頑張りましょう。
PVで大事なのはスマホ勢の支持です。
スマホと言うガジェットに最適化された文章を考えなくてはなりません。ここがスタートラインですので、全力を傾けるべきです。
どんなに内容が良くてもクリックしてもらわなければ始まりません。
ただし、PVが多い=人気作品という訳ではないという事も同時に覚えておきましょう。
人気作品で最も重要な数字ははユニーク数です。
ユニークで大事なのは作品の内容です。面白くないと継続性は下がりユニークは伸びません。
ユニーク数を検証する限り、読者の忠誠心はPC勢の方が高いのかも知れません。
瞬間最大風速のスマホ勢。
忠誠心の高いPC勢。
人気作品を作るためには両者の支持が不可欠です。
どちらか支持だけで人気作品になるのは難しいと考えます。不可能ではありませんが。
④ お前はどうなんだ
はい。(-ω-)/
ここまで、くっちゃべって、お前の作品はどうなんだ。
そのような声が聞こえてきます。
ああ、聞こえる。私にも聞こえるぞ。
では、私の作品を自己採点していきましょう。
タイトルは「異世界チート知識で領地経営しましょう」です。
はい。失格。(。-`ω-)//
言いたいことは分かりますが、短すぎですね。もっと長くキャッチーにすべきです。
こだわりや羞恥心を捨てきれていない。
例えば「突然異世界に飛ばされたんだけど、気にせず漁村でまったりスローライフ。私の知識で村を豊かにしてやんよ。異世界チート知識で領地経営しましょう」とかですかね。
(。-`ω-)//はい。そこ!!タイトル詐欺とか言わない。
いいんですよ。タイトルと内容が相関関係になくても、いかに最初のクリックを貰えるかがタイトルの仕事です。それに、完全に間違いではないし、そう言った要素もあるので嘘ではありません。(;゜Д゜)アセアセ。
粗筋は良くも悪くる有りませんね。読者の興味を引けるがどうかは個人個人違いがありそうです。
では、数字を表示しましょう。
データは2021.4のものになります。
総合ポイント 3,902ポイント
評価ポイント 2,078ポイント
ブックマーク 912人
話数 116話
アクセスPV 586,453 ユニーク数 75,791
PC 333,846 PC 55,927
スマホ 252,557 スマホ 30,864
この数字を検証いたしますと、圧倒的にPV不足です。
特にスマホユーザーの取り込みに失敗していると言えます。
もう一度言いますが、PV数で一番重要なのはスマホ勢の支持です。
私の作品はPC勢が圧倒的に優位。
やはり、タイトルと粗筋に問題があると思われます。粗筋はともかくタイトルは今更ながら変えられません。流石にそこまで割り切れませんね。
ここが、私の作品が伸びない要因です。
最初のクリックが貰えない。これに尽きます。
しかし、スマホ勢が少ないと書きましたが、ユニーク数を見るとPVとユニーク数に相関関係が見えます。
何が言いたいかというと、スマホ読者様の脱落率が低い。
と言うか、率で言うとPC読者様とほぼ同じ数字です。
これは、珍しかったです。
ありがとうございます。ありがとうございます。(≧▽≦)嬉しい。
そして、ここからは自慢です。
お聞き苦しいとは存じますが、心して聞くがよい。(;・∀・)//
圧倒的にPVが少ないにも関わらず、総合ポイントが比較的高い。
バンザーイ ヾ(@⌒ー⌒@)ノ バンザーイ。
同じ程度のポイントの作品を覗いてきましたが、この作品よりPVが少ない作品は少数派でした。総話数が少ない作品が中心です。
PV数を増やせば、自然に総合ポイントが伸びると言うのは、正確ではありません。そのような傾向があるというだけです。
一番大事なのは、作品を支持してくれる読者様を、一人でも多く獲得することです。
タイトルも、粗筋もそれを得るための手段であり、本質ではないという事です。
そして、内容が良ければ評価してくれるはずです。
もちろん不正なポイント操作による、バンドワゴン効果を過小評価すべきではありませんが、そこは、読者様を信じましょう。
良い作品には必ず評価が付きます。
逆に言うと信じられないなら、作品なんて書くな。(; ・`д・´)//傷つくだけです。
きつい言い方になりましたが、私はそう思いますね。
要するに何が言いたいかと言えば「異世界チート知識で領地経営しましょう」は良い作品だという事です。
読めばわかる。そんな作品ってことですよ。
なので読んでください。お願いします。m(_ _)m
結局番宣かよ。(゜д゜)!読んで損した。
( ̄▽ ̄)//はい。落ちが付いたところで、ここ辺りにいたしましょう。
たくさんのライバルたちがしのぎを削っているのが、「小説家になろう」というフォーマットです。
何気なく描いた作品が、大ヒットしてプロになれるかもしれません。
なろう作家はそんな戦場で戦っている戦士と言う事ですね。
一つでも良い作品が、投稿されることを願っております。
終わり
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ご意見、ご感想などございましたらお気軽にどうぞ。基本的に返信しております。