10話
本日ラストです。
明日も連続投稿予定ですが、まだ書いてすらいないので期待せずおまちください。
10話
おはよー!
早いものでもう冒険者学校の入学試験の日が近くになってきて、今日はその前日ということで中継都市に移動する日になります。
今日の予定は、ミーナと一緒に馬車に揺られて移動してから鑑定の儀のときに泊まった宿名前は・・・えっとちょっとまてよ聞いてない!
「とおさん!よかった会えて宿の名前教えて!」
「おー、言って無かったか?名前はな、もりもり宿1号店だ!」
「ありがと!1号店ってことは他にもあるの?」
「あるぞ!辺境伯領の各街にな!みんなオヤジさんの兄弟や親族がやってるらしいぞ!」
「マジかよ、オヤジさん大発生?」
「そうだな!っはっはは」
衝撃事実もあったが宿の名前わかってよかった
さて、ミーナのとこよっていくぞー!
「ミーナおはよ!」
「アレンくんおはょ」
ミーナも大分俺に慣れてくれたのはいいんだけど、人見知りはなおっておらず弓持ってないときは家族や俺含むうちの家族くらいとしかまともに話すことができないが、弓持つと切り替わるというかなんというか普段のほんわか癒し系な雰囲気からいっぺん狩人に変身するんだよなー。
「さて、いくか!」
「うん!」
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馬車にのってしばらくすると前の方が騒がしくなってきて、しばらくすると魔物の唸り声など剣劇の音が聞こえてきた。
「ミーナもし危なそうなら助けに入るがいけるか?とりあえず唸り声からしたら、狼系の魔物だと思うから狙うなら統率個体優先だな」
「行けるよアレンくん!」
さすがにミーナもういつでも行けそうだ・・・
とりあえず外見てみるか。
おーなかなか善戦してるか?あーでも数が多くてじり貧か
「援護入りますがいいですか!」
「助かるが、子供は隠れてろ!っく」
答えてくれた冒険者の人が苦戦した瞬間耳の横をシュッという音をさせ、狼の目に深々と刺さり絶命させた・・・
ヒヤッとしたけどミーナさすがだな!
「ミーナいくぞ魔法で数を減らしたら剣で切り込むから援護してくれ!」
「うん!」
「魔法で数減らすので離れて!フレイムアロー」
魔法名をいうと頭上に100を越える火の矢が現れ群れの大半の狼の頭へと撃ち抜いていった
それと同時にアレンはかけだした。
身体能力上昇の補正があるアレンが駆けると常人では目で追うのがやっとの速さとなり次々と狼達を倒して回った。しばらくすると150ほどいた群れは生きているものがほぼおらず、残りはにげだしてしまった。
「すみません、勝手に助太刀してしまって」
「いや、ありがとう応援はいらないと言ったのが恥ずかしいよ。君もそうだが魔法を使った子や弓を使った子にもお礼がしたいんだが連れていってもらってもいいだろうか?」
「いいですよ!ミーナ!そっちいくから隠れるなよ!」
「ありがとう、俺の名前はダンという。君の弓のおかげでたすけられたよ。魔法を使った子は?」
「それ、オレですね」
「っえ?君剣術使いじゃ?」
「オレは魔法剣士ですよ!」
「驚いた、見たところ13歳くらいに見えるのにすでに両方が達人級だとは」
「父と母に鍛えられましたから!では、馬車に戻るので残りの道中もよろしくお願ます。」
「素材はいいのかい?ほとんど君たちが倒したものだろ?」
「大丈夫ですよ。倒した狼の半分だけすでにもらいましたので。」
「?」
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ダンside
今目の前で起きているのは夢なのかと思っていたが現実のようだ・・・
まさか若干13歳の男の子が、中級魔法の多数同時発動を行いそれを寸分たがわず頭に当てるなんて、しかも剣の腕も達人級で長年Cランクとはいえ冒険者としてきた俺でも目で追うのがやっとのスピードで駆けて倒して回るなんて、剣士だけで見ると昔助けてもらった双刃を思わせる動き・・・
まだ全力では、無いような感じがするが・・・末恐ろしい子供だったな。
あ、名前聞いてないぞ、連れの子の名前はミーナだったか?それは覚えたからこんどあったら借りを返そう。
まぁ、あのミーナって子も全て目に当てるとは凄まじい腕前だったなぁ。
彼は冒険者学校の入学試験に行くだろうし応援しているよ!
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アレンside
いやーいい運動になったなぁ、でも中級のフレイムアローの単発発動のつもりだったのになぁ、あれ通常単発で10本セットなのに少し魔力込めすぎたら100本以上になるなんてなぁ、修行不足だわ。
「いやー、それにしてもさすがミーナだな、全て目玉に当てるなんてなんの神業?」
「そんなことない。ほんとは脳まで届かせて確殺狙ってたのに数匹生きてた」
かわええ、ほっぺ膨らませて、いってることは物騒だけど・・・
さて、こんなそんなでついたぞ!
中継第1都市
まずは、もりもり宿向かってめしくってねるぞ!
しばらく歩くとありました1号店!
「こんにちはー、2人シングル2つあいてますか!」
「だれだ!うるせいな。」
でたやオヤジてかかわってない?
「ライクの息子のアレンとリックさんの娘でミーナです!」
「おー、でかくなったな!話は聞いている試験期間中の宿泊だな!今鍵渡すから風呂入ってこい。飯作っておいてやるから。」
「はい!」
この間ミーナは俺の後ろで隠れてましたよ。
かわいいなー
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お風呂も上がって激ウマの飯はおいしくいただきました。
あとは寝るだけ・・・
おやすみー
ありがとうございました!




