【第3話】魔法研究
【注意】
・これは東方Projectの二次創作小説です。
・原作にない設定やキャラのイメージ、口調等の独自解釈、また独自の発想による世界観を元に描きます。苦手な方はブラウザバックしてください。
紫は細かい事情を説明する訳でもなくそそくさと霊夢を連れて、異変が起きているらしい場所へ向かっていった。
博麗神社には、ただ独り、魔理沙だけが残された。
魔理沙「一体何があったんだろうな。私が行くって言ったのを引き止める必要があるような異変…まあ、何であれ、あいつらなら大丈夫だろ。私は帰るとするか。」
自分以外誰もいなくなった博麗神社を後にし、魔理沙は自宅へと帰っていった。
自宅へと帰った魔理沙は、早速魔法の研究を始めた。
魔理沙「折角だし、この前見つけたワライタケを活用した魔法でも考えてみるか…?…なんか変な魔法になりそうだな。」
そう言いながらも、魔理沙はワライタケを使って、色々と実験を続けた。
魔理沙「うーん…なかなか上手くいかないぜ。紅魔館に行って、魔導書でも借りてきてみるか。」
魔理沙は独り言を呟くと、箒にまたがってそそくさと紅魔館の方へ飛んで行った。
紅魔館の前にはいつも通りチャイナ服の門番が立って…居眠りをしていた。立ちながらにして眠れるなんて本当に器用な人である。
魔理沙は手に持っている箒の先で、その門番、紅美鈴の頭をコツンとつつく。
美鈴は驚いたように飛び起き、魔理沙を黙認するとこう言った。
美鈴「またあなたですか。今日は何をしに?」
魔理沙はこれを受けこう返す。
魔理沙「またって言われるほどここ最近は来てなかったんだがな。ちょっと魔法の研究をしてて、パチュリーに用があったから来たんだぜ。入れてくれ。」
美鈴はため息をつきながら渋々と門を開くとこう言う。
美鈴「どうせまた本を盗んでいくつもりでしょう?」
魔理沙は門の先に進みながら返答する。
魔理沙「それは違うぜ。死ぬまで借りて行くだけだぜ。」
【作者の一言】
久しぶりの投稿です。
このお話はそんなに長くしないうちに終わろうと思ってるのですが、最短でも第7話くらいまで行きそうな予感…