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創造神の嫁探し  作者: 下手の横好き
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アリア編、その13

「・・・できる。

できるが、自分はそれをやらない。

貨幣を自由に創れば、激しいインフレを引き起こし、結果としてその国の経済を破綻させるし、食料を過大に生産すれば、需要と供給のバランスが崩れて商品価値が下がる。

何れも、その国の者達に要らぬ迷惑をかける行為だからな。

同じような理由から、余程価値の高い動産も、無暗に創りはしない。

自分が気にせず創るのは、その場限りの食事とか、巷に溢れ、多少数が増えても価値の変わらぬものばかりだ。

あとは、せいぜい暮らしに役立つ施設くらいだな。

もっとも、自分が特別視する相手には、この限りではないが・・」


暫く考えた末、ヴィクトリアには本当のことを話すことにした和也。

適当に煙に巻くこともできるが、自分に対して誠実に接しようとしている彼女には、こちらも誠意を見せるべきと判断する。


「・・・貴方の国は何処?

その国では、皆そんなに魔力や能力が高いの?

もしかして、何処かの大陸にはいると言われる魔人か何かなの?」


ヴィクトリアが呆然として聴いてくる。


「すまないが、出身は言えない。

ただ、自分は魔人や亜人の類ではないし、この大陸の人間でもない」


「何故、この大陸に来たの?」


「妻に贈る地の、下見と下準備のためだ」


「・・4人いるのでしたね。

きっと素敵な方々なのでしょうね。

・・最後に2つ聴かせて。

貴方はこの国の、敵にはならないわよね?

あと、今後も誰かを娶る気はあるのかしら?」


「余程のことがない限り、自分は先制攻撃をしないし、相手を敵視したりもしない。

その相手が嫌なら距離を置くだけだ。

妻の数は・・多分、増えそうな気がする(エリカに言われたアリアのことを考えている)」


それまで見せていた表情から、何時になく優しい笑顔に変えて、最後の問いをしてくるヴィクトリアに、和也も真剣に、彼女の眼を見てそう答える。


「・・そう」


ヴィクトリアの表情に、安堵と喜びが加わる。


「なら、わたくしはもう何も言わないし、常に貴方の味方よ。

これからも宜しくね」


薄暗い室内で、その双眸にある種の想いを込めて、右手を差し出す彼女。

和也はその手を、しっかりと握った。



 「では、撤収しよう。

こちらに来てくれ」


その後、魔法書と算術の本を手に入れた和也は、他の場所で何かを探していたヴィクトリアにそう声をかける。


「御免なさい、少し待ってくださる?

・・あった」


目当ての本を見つけた彼女が、それを胸に抱え、小走りに駆けてくる。

そして空いている方の腕を、和也の首に回す。


「・・そこまでくっ付かなくてもいいのだが」


「嫌よ。

転移で振り落とされたら、何処に落ちるか分からないもの」


「・・まあいい」


さっさと王宮の彼女の部屋へと転移した和也は、ヴィクトリアに礼を言って立ち去る。


「今回は助かった。

機会があれば、また会おう」


「ええ、必ず」


和也を見送り、ヴィクトリアは、表紙を隠すように抱えていた本を、そっとテーブルの上に置く。

その表紙には、こう書かれていた。

『貴族女性の婚姻、その心得と心構え』




 「お帰りなさい」


家に戻った和也を、エリカが出迎える。


「ただいま。

今日は何をしていたのだ?」


「少し前まで、アリアさんに絵を描いてもらっていました。

わたくしの肖像画をどうしても描いてみたいと仰るので」


「何!?

・・彼女は何処に?」


「今は庭で鍛錬をなさってます」


和也は急いでそこまで歩く。


「言い値で買おう」


「・・いきなり何よ?」


ボディスーツを着込んで鍛錬に励むアリアに、和也は告げる。


「エリカの肖像画のことだ。

完成したら、是非譲ってくれ」


「ええーっ。

あれは私用に描いてるんだけど。

どんな服でも、どんなポーズでも絵になる人だから、創作意欲が湧きまくりだわ。

私の代表作として、シリーズ化したいくらい」


「・・譲ってくれないなら、エリカにモデルをさせんぞ?」


「ちょっと、何子供みたいなこと言ってるのよ。

神様のくせに、情けなさ過ぎ。

それに、貴方は本人を好きにできるじゃない」


「芸術として、ずっと眺めていたい景色は、本物も勿論素晴らしいが、写真や絵画もまた格別なのだ。

それを見ながら、様々なことを思い出せる。

思い描ける。

・・時間を忘れるくらいにな」


少し遠い目をして、何かを思い出してでもいるのか、その顔に、僅かな寂寥感が漂う。


「・・そんな顔しないで。

分かった。

あげるから」


「我が儘を言ってすまない。

他にも描いてくれるなら、別に今描いているものでなくてもいいぞ。

幾らで譲ってくれる?」


「お金なんていらないわよ」


「だが、君はそれを職業にしているのだろう?

丹精込めた良い仕事には、それなりの報酬を払いたいが」


「じゃあ、代わりに何か1つお願いを聴いて。

それでどう?」


「分かった。

君がそれでいいなら、そうしよう」


「アリアさん、わたくしもお願いがあるのですが」


いつの間にか、エリカが傍まで来ていた。


「はい、何ですか?」


「旦那様の肖像画が欲しいのですが、1枚、描いていただけませんか?」


「勿論、いいですよ。

それは私も欲しいかも」


2人が和也の顔を見る。


「・・エリカがそう言うなら、甘んじてモデルを引き受けよう」


「フフフッ、アリアさん、格好良く描いてくださいね」


「ええ。

どんな構図にするか迷ってしまいます」


この後、和也は地球の画材専門店に赴き、大量の絵の具と筆、カンバスを買い込み、アリアを驚かせるのであった。



 「わたくしも何かお手伝いしてみたいです」


深夜、同じベットの中で、和也の話を聴いたエリカがそう告げる。

和也を挟んで反対側には、下着姿のアリアが横になっている。

あの後、鍛錬を終えたアリアと3人で風呂に浸かり、食事をして、お互いの趣味の時間を経た後、共に眠りに就こうとしている。

その際、傍らの2人に、和也がたまたま知り合った子供達に教育と仕事を与える旨の話をすると、エリカが控え目にそう言ってきた。


「子供相手だから別に反対はしないが、そんなに楽しくはないと思うぞ?」


「わたくし、人にものを教えるのは初めてですけど、簡単な魔法や算術くらいなら大丈夫だと思います。

ここに居て、1人の時間を過ごすより、折角なら見知らぬ誰かとお話してみたい。

あなたやアリアさんがお忙しい時は、わたくしも、何か仕事ややることを見つけて、それに打ち込んでみたいです」


「・・障壁が働くから危険はないだろうが、お前の容姿でいきなり人込みに出すのは好ましくない。

少人数の子供相手に様子を見るのも手だな。

いいだろう。

では魔法と算術は、エリカに任せる」


「有難うございます。

どんな子供達か楽しみです」


「私は流石にその時間はないかな。

今は鍛錬と絵を描くことで一杯一杯ね」


「お前は寧ろそちらをしっかりやってくれ。

エリカの絵、期待しているぞ」


「はいはい。

貴方って、本当にエリカさんが大好きなのね。

愛されてますね、エリカさん」


アリアが和也越しに、エリカにそう話しかける。


「フフフッ、それで、今日はどう致します?

わたくしをお抱きになりますか、あ・な・た?」


エリカが笑いながら和也の頬に手を当ててくる。


「アリアが隣にいるのに、そんなことはしない」


自分をからかうエリカに、憮然と反論する和也。


「大丈夫です。

私、目をつぶって、耳を塞いでますよ」


「嘘をつけ」


アリアの言葉に、苦笑と共に、そう返す和也。

今日もまた、和也にとって、嘗て夢見た日常が過ぎて行く。

2人から寄せられる温かさを子守歌に、静かに瞼を閉じる。


「おやすみなさい」


2人の囁きが、そっと彼の耳朶を撫でるのであった。




 「おはようございます!」


2人の子供達が、現れた和也を見て元気に声を出す。


「ほう?

良い目をしている。

希望と熱意、誠意に満ちている。

いいぞ、学ぶ者はそうでなくてはな」


和也は笑顔で扉を開ける。


「実習用」


扉の上部のランプが青く光り、パネルに『実習用』と表示される。

ゴゴゴゴッ。

開いた扉の中に、子供達を案内する。


「ええ!?」


入り口から少しした場所に、広いグラウンドと、一棟の校舎が建っている。

子供達を連れて校舎の教室内へと転移した和也は、もう声も出ない彼らに、適当な椅子に座るように告げる。

日本の学校によくある、机と椅子がセットになったものの1つに彼らが身を置くと、その机の上に、数冊の教材を出す。

法律、経済学、歴史2冊、文学、魔法書4冊、算術。


「今出したものは、この国の初等教育で教えられるものだ。

おまえ達には、これから先ずはこれを学んでもらう。

魔法書と算術以外は、主におまえ達の自習だ。

文字が読めるようだから、自分達のペースで、しっかりと読み進めろ。

もし分からない箇所があれば、メモを取り、次回質問しろ。

魔法と算術には、特別教師が付く。

全て学び終えたら、それぞれの科目別に試験をする。

合格すれば次へ、落ちれば再度その科目だけは復習させる。

ここまでで何か質問はあるか?」


「この教材は持ち帰ってもいいのでしょうか?」


1冊当たり厚さが10㎝はありそうな本を指しながら、マサオが質問する。


「それは駄目だ。

秘密保持のため、ここでの使用のみにする。

ただし、自分で写本した物は構わない。

家での学習用にはそれを使え」


和也は各自の机の上に、写本用のノート数冊と、筆記用具を出してやる。


「1日どれくらいここに居てもいいんですか?」


アケミが手を挙げて尋ねる。


「お前達の都合にもよるが、・・そうだな、こうしよう」


和也は、教壇の上に時計を2つ設置する。


「左がここでの時間、右がダンジョンの外での真の時間だ。

ここでの時間は、現実の5分の1の速度で進む。

つまり、ここに5時間居ても、外では1時間しか経たない。

よって、ここに居られる時間は、15時間までとする。

外に出た時、時差を感じて体調がおかしくならないようにはしてやろう」


「魔法と算術は、講師の方が見えられるそうですが、時間割はどうなっているのでしょうか?」


「そうだな・・では最初の3時間を魔法と算術に当てよう。

各1時間ごとに10分の休憩を入れる。

その間に、トイレに行ったり水を飲むといい。

それに伴い、ここでの授業開始時間を設定する。

現実時間で朝9時から。

何かで2人共来られない日は、30分の経過をもって、その日は休校とする」


マサオの質問に答えた和也は、そこで何かを思い出したかのように言う。


「なお、昼食の用意はしなくてもいいぞ。

ちゃんと給食を出してやる」


「食事まで出してくれるんですか!?」


「一応、学校教育だからな。

好き嫌いはあるか?」


「いいえ、食べ物の選り好みをする人なんて、うちの村にはいませんよ」


アケミがそう言って、嬉しそうに笑う。


「・・あまり食べられないのか?」


「恥ずかしいですけど、1日2食がやっとです」


「もしかして、税が高いのか?」


「いえ、他と比べてもましな方だと思いますが、何分、うちの村には特産品がないですし・・」


「ここでは幾ら食べても構わん。

食べ過ぎて、眠くならないようにしろよ?」


「有難うございます」


「最後に、仕事の説明をしておこう。

仕事のための訓練は、お前達4人全員が揃ってからにする。

内容は、清掃作業に関する知識の習得と実技演習だ。

多少の体力も必要だから、グラウンドでの基礎訓練もする。

ここでの時間で、1日1時間くらいだな。

自分が満足するレベルまで到達したら、仕事を与える。

報酬は、その難易度によって、1人銀貨5枚から20枚だ」


「!!!」


子供2人が絶句する。

村では、稼ぎのいいタエの宿屋でも、月に銀貨30枚も稼げば大喜びなのだ。


「・・本当にそんなに頂けるのですか?」


「こちらが要求するレベルをきちんと満たせば、必ず払う」


2人は、さっさと残りの2人を説得しようと決めた。


「それでは最後に、特別講師を紹介しよう。

・・エリカ先生だ。

最大限の敬意を持って接するように」


和也がエリカを転移させる。


「今日は。

エリカです。

魔法と算術を担当します。

よろしくね」


現れたエリカが2人に笑顔で挨拶する。


「・・・女神様だ」


「・・・女神様がご降臨なされた」


だらしなく口を開けて、呆然と彼女を見つめる2人。


「言っとくが、お触り禁止だからな」


「フフフッ、あなたったら」


「じゃあエリカ、後は宜しく頼む。

何かあったら、念話で知らせてくれ」


「はい」


和也が転移して姿を消すと、エリカは2人の子供達に声をかける。


「じゃあお二人とも、早速授業を始めましょうか。

魔法書1の教科書以外は机の中に終ってくださいね」


2人は言われた通りにそそくさと本を終う。

心地よい声音と、その類まれな容姿に時々見惚れながらも、何とか授業を受ける2人。

そしてそれは、人数が4人に増えてからも、同様に続くのであった。




 「アリアの連れがオリビアに用があると伝えてくれ」


自分を睨む2人の門番にそう告げると、案の定怒られた。


「貴様、ちゃんと様を付けんか!

きちんとオリビア様と言え!」


文句を言いながらも、渋々取り次いでくれる。

暫くして門が開かれ、館の入り口まで案内される。

そこに控えていたメイドは、和也に対して凄く好意的であった。

以前とは違う応接室に通される。

直ぐに、オリビアがやって来た。


「何の用?」


「メイドを1人貸してくれ。

3年くらいの間、1日2時間程度でいい。

その分の給料は、こちらが払う」


「いきなりね。

何に使うの?」


「近所の子供の教育にな」


「そのくらい、自分で探せばいいじゃない。

うちのメイドは身元と質が高い分、給料もそれなりよ?」


「月に幾らくらい払っているのだ?」


「高い娘で金貨1枚、安くても銀貨70枚ね」


「○○村に近い出身の者はいるか?」


「ああ、それなら、その村を治めてる下級貴族の娘がいるわよ?

ほら、この間、貴方にお茶を運んできた娘。

あの後、メイド達に気配りを見せた貴方を凄く褒めていたから、頼めば嫌とは言わないんじゃないかしら」


「ではそのメイドを借りたい」


「・・どうしようかなぁ、別に貴方にそうしてやる義理などないし」


「なら、自分も活動拠点を他の町に移そう。

もう2度と、君がアリアと会うことはないだろう」


「卑怯よ!

アリアを持ち出すなんて」


「どうする?」


「分かったわよ。

貸してあげる。

その代わり、ちゃんとこちらが減らした分の給料を、彼女に払いなさいよ!」


「それは勿論。

それとは別に、君にも礼をしよう。

月に1度くらいなら、アリアとお茶を楽しんでもいいぞ。

彼女には自分が話をつけておく」


「本当!?

有難う、凄く嬉しい!

今彼女をここに来させるから、後は彼女と話をつけて頂戴。

私はこれから習い事があるから」


そう言って、オリビアは弾むように部屋を出て行く。

それから少し間を置いて、ドアをノックされる。

返事をすると、この間のメイドが嬉しそうに姿を見せた。


「ご指名有難うございます。

何でも、お仕事をご依頼いただけるとか」


椅子に座るよう促すと、腰を下ろした彼女が笑顔でそう尋ねてくる。


「ああ。

君は貴族だったんだな」


「はい。

貴族とはいっても、小さな村を幾つか治める貧乏貴族ですけれど」


「○○村を知っているか?」


「はい、うちが治める村の1つです」


「実は、今度その村の有望な子供を4人程教育することにしてな。

ついては、その子らに掃除や洗濯の仕方、料理や礼儀作法などを教える教師を探していたのだ。

それを君にお願いすることにした」


「はあ、それは構いませんが、その子達はこの町に住むのですか?」


「いや、あの村にいる」


「お嬢様からは、1日2時間程度で3年程とお聴きしていますが、あの村に滞在しろということでしょうか?」


「違う。

そのことについては、少し厄介な秘密がある。

これから話すことは、他言無用で頼む。

オリビアにもな」


「お嬢様にもですか?」


「ああ、知られると国単位で面倒事が起きる可能性がある。

今それを知っているのは、この国の第一王女だけだ」


「ヴィクトリア様ですか!?」


「知っているのか?」


「ええ、お会いしたことはございませんが、お名前だけは」


「君には決して迷惑をかけない。

だから、秘密は守って欲しい」


「・・分かりました。

お約束致します」


「助かる。

あの村までの移動についてだが、転移で行ってもらう」


「私は転移などできませんが」


「分かっている。

魔法を行使するのは勿論自分だ。

君はこの屋敷の近くから魔法陣で転移して、あの村の近くにあるダンジョンで彼らを教えてもらう」


「他人を転移できるのですか!?

しかもあそこまで!?」


「まあ、そういうことだ」


「それは・・確かに他に知られると大変なことになりますね。

・・でも、凄いんですね。

この間の圧倒的な強さといい、それ程の魔力といい、お望みなら王にもなれるのではないでしょうか」


「興味ない」


「富や権力にも固執なさらないなんて、『英雄色を好む』の(ほう)でしょうか?」


クスクス笑いながら、そんなことを言ってくる。


「それなら君の下着にもっと反応したと思うが?」


「まあっ。

有難うございます。

正直言って、少し女としての自信を失くしていたんですよ?」


「君は美しい。

その心もな。

・・それでは実際に現場まで行ってみよう。

こちらに来てくれ」


立ち上がって傍に寄って来た彼女の腰を抱え、和也はダンジョンの中、教室外の廊下まで転移する。

窓越しに、エリカが子供達に優しく魔法を教えているのが見える。


「・・・どなたですか、あの素晴らしくお綺麗な方。

折角取り戻した女としての自信が、脆くも崩れ去ってしまいます」


「自分の妻の1人で、エリカという。

仲良くしてやってくれ」


「・・道理で。

あの方と比べられては、全ての女性が霞んでしまいますわ」


「自分の自慢の妻の1人だ。

どれ、少し挨拶して行こう」


戸を開け、授業の邪魔をしたことをエリカに詫びてから、傍らの彼女を紹介する。

アケミは彼女を知っていたようで、びっくりしていた。


「そういえばまだ名前を聴いていなかったが・・」


「ジョアンナ・ヘリ―と申します。

宜しくお願いします」


その日、また1人、エリカの知人ができたことを喜ぶ和也であった。


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