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バイバイ  作者:
1/2

前編



嘘つき嘘つき嘘つき

そうやって、自分の気持ちを誤魔化すしかなかった









『俺もお前に溺れかけてるぜ?』





本当は他に好きな人がいるってことを知ってた


自分は、その好きな人がいないときの暇潰しの人間だって知ってた


それでも貴方のそのぬくもりが欲しかった


貴方と一緒にいたかった







『ほら、手当てて見ろよ。俺の心臓、ドキドキしてんだろ』





貴方の鼓動はいつも通りだった


少しも速くなった様子なんてなかった


それを理解してもなお自分は、貴方にすがった



「本当だ」



なんて嘘吐いて


貴方の言葉をそのまま聞いた













ただただ、貴方といたいが為に


暇潰しでも良かったのに


















『俺の大切になってくれないか』






その言葉は自分が聞きたかった




















好きだった


好きだったよ


ずっとずっと、貴方のことが好きだった


今でも大好き










だから、バイバイ




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