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1話
私と和也の出会いは高校1年の春だった。
同じクラスの隣の席だった和也は優しくて少し照れ屋でどこに行くのも何をするのも大概2人でいた。
高校卒業後、大学も私と和也は同じところに進学した。
もともと成績の良かった和也に勉強を教えてもらってなんとか合格したって感じで
2人で近くにアパートを借りて一緒に暮らしてた。
そんなある日の休日に悲劇は起きた。
これは大学2年目の春のこと。
「桜、綺麗に咲いてるな」
隣に歩く和也が桜を見てほほ笑む姿を見ていた時だった。
両目に違和感を覚えた私はその場に立ち止まった。
『あ・・あれ・・?』
「どうした優衣?大丈夫か」
そんな和也の姿も霞んで見えた。
そして私の視界は真っ暗になった。
何も見えない、光がない ただの黒に。
『かず・・や・・?』




