『ホットケーキ』は物申す! だが……。
卵♪ 小麦粉♪ 砂糖♪ 牛乳♪ ベーキングパウダー♪
ダマにならないように、みんな、ま~ぜまぜ!
それからフライパンで焼くと……、出来上がりっと☆
※「第7回小説家になろうラジオ大賞」応募作品です
「納得がいかない!」
こう声を上げたのは『ホットケーキ』だった。
何故に『ホットケーキ』がそのような事を言うのか?
それはこれをきけば分る。
「僕達ホットケーキは長年、日本国民のおやつや朝食として親しまれてきた。
だが、ここ十年程で出しゃばって来たあいつと同じ扱いをされている!
いやそれどころか人気をかっ攫われてしまったではないか!!」
『ホットケーキ』が言うあいつとは『パンケーキ』の事である。
『ホットケーキ』が言うように、ここ十年で『パンケーキ』にはブームが訪れ、ほとんど同じ材料から作られているにもかかわらず今や老若男女問わず大人気商品となったのだ。
だが、『ホットケーキ』にも意地がある!
何と言っても『ホットケーキ』は百年以上も前から日本国民のお腹と心を満たしてきた。
だから、高が十年ぐらいのひよっこなんぞに負ける訳にはいかない!
そう豪語した『ホットケーキ』は物申すため『パンケーキ』の下へ行った。
「パンケーキさん。ちょっといいかい?」
「あら、ホットケーキ君。どうしたのかしらん?」
「君、少し調子に乗っていないか?」
「あらん、どうして?」
『ホットケーキ』は『パンケーキ』に自分の歴史について、その体をぱんぱんに膨らませて享受した。
だが、『パンケーキ』からは薄ら笑いが返ってきた。
「何がおかしいのかい?」
「だってぇん。ホットケーキ君がおかしな事言うんだもん」
「僕がおかし……だって?」
「そうよん」
「どこがそうなのかい?」
「そおねぇん。まず、ひよっこはあなたの方よ?」
「僕の方?」
「そう。私には諸説あるけど、三万年以上前から食べられてたって話があるのよん」
「さ、三万年……」
「あとね、古代ギリシャ、古代ローマ時代にも食べられてたって話もあるわん」
「古代……」
「それからねぇ、はっきり海外の書籍に私が登場したのは一六世紀よん?」
「!?」
『パンケーキ』の話をきいていた『ホットケーキ』は何も言えなくなった。
すると、『パンケーキ』はこう言った。
「世の中、私のように甘くないのよん、ひよっこ君?」、と。
その言葉をきいた『ホットケーキ』はしぼんでしまったが、にっこり笑った『パンケーキ』はこう言った。
「ホットケーキ君、そんなにしぼまないでん。
私達はみんなのお腹と心を満たさなくっちゃいけないんだからん」
そんな『パンケーキ』に『ホットケーキ』は謝った。
そして、これからは仲良く日本国民のお腹と心を満たすと約束したのだった。
まずはここまでお付き合いくださり、ありがとうございました!
と言う事で、今回は『ホットケーキ』と『パンケーキ』についての作品です♪
えぇっと、まず、日本においてこの2つには明確な違いはないそうです!
強いて言えば…。
・ 『パンケーキ』→フライパン等の平鍋で丸く平らな形に焼くケーキの総称
英語の「pan」という単語が「底の平たい鍋」を意味する。
『パンケーキ』さんが仰っていたように起源はかなり古い!
・『ホットケーキ』→この『パンケーキ』が日本に伝わり色んな理由で『ホットケーキ』となった!
1884年に日本の書物で『パンケーキ』が紹介され、
その後1923年にデパートで売り出された。
しかも当時の名前は『ハットケーキ』だった…。
1931年にホットケーキの元が販売されその後家庭に普及していったらしい。
それは「温かい状態で食べる」をコンセプトになので「ホット」になったとか!
この辺が非常に日本人らしい!
まあ、製菓企業の見解は少々違うみたいですが…。
・ 『パンケーキ』→食事に合うような甘みの少ないもの
・『ホットケーキ』→甘くてふっくらとしているもの
まあ、こんな事を言ってますが『パンケーキ』にだって砂糖をいっぱい使った甘いものもあるし、
ふっくらしているものも多いんですわん♪
あとは海外の『パンケーキ』も色んな種類があるみたいですよ。
例えば、ぺらぺらに薄く焼いたものとか!?
皆様も色んな『パンケーキ』&『ホットケーキ』を召し上がって、お腹と心を満たしてくださいね。
絶賛、『シロノワール ミニ』が食べたい紅pでした☆




