ミッション始動/1959
5話目です
明日も22時更新します
「これはフィクション映画だったのか?八、それとも俺は今夢を見てるのか?」受け止められない情報に俺はわかりきった事を聞く。
「有殿これは、リアル本当の話でござるよ、こんな物は造り物では逆に出来ぬよ、真実は小説より奇なりとはまさしくこの事でござるな」
「はぁーだよな.あまりにリアルすぎる、、とりあえず続き見るか」
そこからの映像に、俺等は言葉もなくただ見続けた
視点変更 記録映像内の女性
「なんなの、、わけがわからない大きな木、華?それにあの場所に生きてた人達は、、ううん、とりあえず所長の所に行こう、サボたん(仮)あなたの力が必要かもしれない、ついてきて」
私は救助活動の必要性を感じ、サボたん(仮)について来てもらう。
「所長、私です入ります」
「おう、要件は分かってる、入れ」
その言葉を聞き会議室に入るとそこには四人、我が研究室全員が揃っていた。
ゴンザさん、メカニックに強く頼りになるダンディおじ様。何かあると大体機械いじりしてる。
テン、、、チャラ男でいいか。。まぁ一応幅広い知識で色んな専門分野のサポートをしてる。チャラいけど。
そして、私たちの天使、いや、私だけの天使ミナちゃん!!いつも髪の毛をきっちり整えようとするが、絶対にアホ毛が立ってしまう女の子。今日は、ツノみたい、ふふふ、なでたい。
アホ毛は立つけど我が研究室きっての天才、16歳という年齢にも関わらず、我が研究室の頭脳と呼ばれる程の逸材だ。Aiの専門だ。
そして、所長。子供がそのまま大人になったような人で、男は髭だろ?とか謎の考えを持ち、髭の手入れをかかさす、髭の形に囚われた悲しい男である。
まぁ実際凄い人で、数学に愛された者とか、解析のスペシャリストとか言われてる。
これに、私を含めた5人が我が研究室全員である。
「そっか、今日は、サボたん(仮)最終調整のため、皆来てたんだったね」そう言うとテンが、
「忘れていたのかい、マイハニー、今日も一段と輝いてるね」物凄い笑顔で私に語りかける。
「貴方のハニーになった覚えはないわ、それより、外の現象についてよ」テンを全く相手に所長に聞く。
そんなーーーとか聞こえるけど無視。
「あぁ分かってる俺達も確認済みだとりあえずこれを見てくれ」
そう言いながら所長はモニターに電源をつける。
「あの光が落ちた所にカメラを設置したのは覚えてるな?その映像だ、まず3箇所の枝分かれした光の方から映すぞ」
そう言うと、3箇所の映像が映される。
そこには、あの花より小さな木が生えていた。
花はなく、木の部分だけという感じだ。
でもその全てが、まさしく災害、否、大災害といっていい程の悲惨な状況を映す。そこら辺一帯の建物や人が飲まれていく、映像だった。
「見ての通りの現状だ。3本の木はこんなだが、あの華の現象はこのレベルじゃない異常現象だ、よく見ていてくれ」
そう言うと、華の映像にが映る。
「嘘、あの木の周りの建物、人、地面が、」
「そうだ、全てがあの木を避けるように、否、最初からあの木がさもあったかのように、作り変えられてる」
私は言葉を失う。
世界自体が書き換えいや星自体?道路も建物も、人も全てが、あの華が元からあったような位置に作り変えられてる。そんなのって
「まるで神様の領域ですよね、興味深いです」
そうアホ毛を揺らす私の天使に、少し冷静になる。
「そうね、本当にその通りだわ」
でも今やるべきは、
「今は、考えても仕方ないわ、私達が出来ることをしましょう」
「そう言うと思ってな、さっきから準備してたぜ」
ゴンザさん。
「さっきから何かしてるのは気づいてましたが」
「サボたんの兄弟達の手入れだ、全32機だ、まぁサボたん(仮)程の機能性もないし、自己成長型Aiは入ってないがな、人命救助の手助けになるだろう」
「サボたん(仮)は、花丸なので、特別性です」
その言葉に皆吹き出す。
「サボたん(仮)さすがパネェー!」
とか言うチャラ男は無視。
「サボたん(仮)皆のお兄ちゃんとして、リーダー頼める?」
「任せてください、マスター」
そう言うと、ガッツポーズをとる。
「ふふ、サボたん(仮)さん、いいガッツポーズです、私も敗けません!」とガッツポーズをとる、ミナちゃん、マジ天使。
「それじゃここに、サボたん(仮)君にオーダーを出す!チキチキ人命救助作戦決行だ!」目をキラキラさせる所長。
「相変わらずだな」「流石にダセェーすよ」「ネーミングセンス皆無」「ださい」と四人の言葉が揃った。
楽しんでいただけたら幸いです