会おう
~~~~~ある日のとある島~~~~~~~~
「おいっおっさん。何か沖にいるっせ。」
「ありゃ、なんだ?」
「ひとじゃありゃせんか?」
「まっさか、流れ着いたといいたいのか?」
「そういうことになりゃけいさつに電話しないといきゃせん。」
僕たちはゆっくりゆっくり近付いた。
俺の親父、こうたろうがはなしかける
「おい。息してるか?」
見ても見れない、男がどす黒い声でこういった。
「話しかけちゃったね。」
すかさず親父がいう。
「話しかけるだろ。」
続けて、
「ありがとうもいえねーのかばか野郎。」
するとその男が
「ははは。私を敵にするとは。良い度胸だ。ルイ。準備しろ。」
ルイ?誰だそれ。
「今からゲームの始まりだ。お前は、私を殺したら勝利。私はこの島の全員を殺したら勝利。始めようぜ。」
すると突然。放送がなった。
「イまかラゲえむの、はじぃまりです。」
その放送が終えたと同時にサイレンがなる。
「地震です。地震です。」
揺れてはいないが、波が押し寄せる。
「最後に名前を聞いておこう。名を名乗れ。」
「こうたろうだ。坂口。」
「坂口じろうです。」
「ははーん。覚えておこう。ちなみに我の名は、青神 地獄。お前らの知ってる、地獄様だ。」
津波が押し寄せる。その津波にのまれるように、男は消えていった。
彼、二人は真っ青な顔になりながら、
「地獄様だ。。。」
そう。この島では昔から地獄様という神様がいるといううわさがある。