表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/467

4 特殊スキル発動直前

 誰かがリスポーンする度に、PKをしてLVアップしていく電波受信2号と3号。


 1発の威力も当然増していく訳で、何の魔法かは分からないが最初にデフォで覚えている魔法もそれなりに強くなっている。未だにLV1キープ中の俺たちは、更にカモと化していた。



────────────────────

 モフモフうさぎ>あ〜やってらんねー


 白刃のロビー>直で話してみます? 他の鯖に行けないから何も出来ないですよ。人増えませんよね、これじゃあ


 ラヴィアンローズ>でもさっき、2人とも文句言ってたからあいつら聞かないでしょう、アホそうだし。僕が女のフリして話掛けてみましょうか?


 モフモフうさぎ>女には甘いとか? うん、まあ確かにそんな奴多いけどね。ラヴィさんやるの?


 ラヴィアンローズ>任してくださいっ! 俺どっちもいけるんすよ


 白刃のロビー>えっどういう事?


 モフモフうさぎ>マジか…… w


 ラヴィアンローズ>冗談っす。ちゃんと彼女居ますし


(俺は、速攻で悲しい嘘をついていた)


 ラヴィアンローズ>じゃ、行きますっ


 ── そう言って俺は目で左上に見えるログの中の電波受信2号に、チャットを申し込もうとした。


 >電波受信2号はチャットの申し込みを許可していません


(はぁ〜、使えねぇこいつ…… )


 ── 電波受信3号にもチャットの申し込みをしてみたが当然のように弾かれた。


 ラヴィアンローズ>駄目っす。チャット拒否設定してやがる。通じないです


 白刃のロビー>やっぱそうですか、他の人も文句を言おうとしたんでしょうね


 モフモフうさぎ>今さ、この鯖の公式掲示板見てたんだけど荒れてるぜっ


 ラヴィアンローズ>どこで見れるんですか?


 モフモフうさぎ>右上のメニューの中に公式からのお知らせがあって、その中にこの鯖専用の掲示板があるよ

 ────────────────────



 俺は一旦チャットのウインドゥを閉じて、エメラルドサーバー専用の掲示板を探し出して表示してみた。



 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 青い瞳のリリス>PKされたー


 BUTAMAN>俺もやられた、マジなんなん


 プリケツおじさん>通報しました


 青い瞳のリリス>もう3回目……

orz


 剣豪マサ胸>胸さんに任せな

 ・

 ・

 ・

 ・

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


(すげー書き込みの嵐。運営は見てないのか? )



 ────────────────────

 ラヴィアンローズ>見ました。みんなやられてますね


 白刃のロビー>なんか入ってくる人減ってるね


 ── 確かに左上のログの流れが遅くなっている。


 ラヴィアンローズ>俺、オープンチャットで話掛けて見ますよ、可愛い女の子風に


 モフモフうさぎ>任せたっ!


 白刃のロビー>お願いします((o(^∇^)o))


 ラヴィアンローズ>ラヴィ行きます( ̄^ ̄)ゞ

 ────────────────────



 そして俺の悲劇が始まったのだった……

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ