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常闇の聖女  作者:
2/3

すれ違い

ログインの仕方を忘れずっと放置してました。

これから少しずつ更新していけたらと思います。

少女は扉へと手を翳し『ゴマ』と呟く。

すると淡い紫色の魔法陣が現れ扉が開かれる。

キィ〜〜と扉が開き完全に開ききる前に手が見え腕が見える。




すると同時に灰色の髪色の青年が少女を抱きかかえる。青年の顔は真剣かつ堅い表情でお姫様だっこに少女は慌てふためき、現状に思考も追いつかず奇声を上げるのみだった。



「ひぃっ!!えっ!?えっ〜!?(なんで神官長?がっ??ひぃっ!お姫様だっこ!?)」



すると移動する途中、多少なりと思考回復した少女が青年へと問いかける。



「神官長?ですよね??少々落ち着いてくださいませ。どうして私を抱っこして移動をされるのですか??私は大丈夫でございます。私にはなにやら分からず…………とりあえず落ち着いて私を降ろして頂けますか?」



少女は混乱しながらも冷静に努め現状のお姫様だっこを脱するべく、また神官長らしき青年に声を掛ける。



神官長らしき青年は足早に移動するのをやめず、

未だに先程と変わらぬ表情と堅い口調で



「私は至って冷静である。其方は長く聖女の儀を行なったのだ、故に今は黙っていなさい。体力も落ちて話すのも厳しいであろう?」



少女はう〜んと唸りながら思案する

(私の聖女の儀は3日程度だと思ってたけどもう少し長かったのかしら?確かにお腹は減ってる気がするけど〜……でも飢え死にする程でもないし、ましてや儀を終えてからお掃除してたしなぁ〜…。そういえば神官長で良いんだよね??でも神官長こんなに髪長くないよね?なんだか身長が高くなってるし、体格もなんだかがっしりしてる気がするわ。)



少女が唸ってるの見た青年は少女の状態が悪くは無いと判断したのか、堅い表情から少しだけ柔らかな表情で告げる



「んっっ……それから私はフォンセで相違ない。それ程変わっておらぬだろう」



少女は柔らかな表情を間近で見て、祈りの間での声を聞いた時と同様に胸の鼓動を熱く感じ頬を染め、それを見た神官長の顔がまた硬くなり、今まで以上に足早になるのであった。



(なんだか見ない間に表情を変える事のない神官長の表情がコロコロと変化致しますわね。綺麗な顔がコロコロと変化して……。なんだか柔らかい顔と堅い顔近くで見ると心に毒ですわね)



(むっ、何を考えているのだ我は。顔がまた赤くなっているではないか、まだ安心するでない馬鹿者がっ!!)










ややあって2人はある部屋の前まで到着した。



「ふぅ、着いたか、

……サナ、準備は出来ているな?」



少女は神官長が呼んだ名を聞き部屋の扉に視線を向けると自分の自室である事に気付いた。



と同時に扉が開かれ私の従者であるサフィーナ・エアリアルが姿を見せた?

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