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episode3 平和の仇
1930年代に突入すると欧州の一部の国々でファシスト政権が樹立していき、前大戦で軍縮をしていた敗戦国が大規模な軍事力拡大を開始した。国連は、常任理事国等を緊急招集させた。日ノ出も前大戦の戦勝国として常任理事についていた。日ノ出及び北米をはじめとする加盟国は、ファシスト政権の国々に即時軍事力拡大中止するよう求めたが一部の国々は、「我々は、独自の判断でやっているだけだ、我々のやり方に口出しをするな」と発言した。北米担当者は、激怒し、即時に中止しなければ経済制裁を行うと警告したが一部の国々は、「やれるものならやってみろ、その様な行動をした時は、我々も強気の姿勢を取らせてもらう。我が国は、同時刻を持って国連から脱退させてもらう。」と発言し、ファシスト政権である国々は、次々と国連から去っていた。日ノ出の大使は、「先の威圧感から見て、脱退していた国々は、本気で始める気だ。戦争を」と考え込んでいた。




