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星空のひかり  作者: ロクイエカゾエル
9/35

登る

「で、話ってなに?」


「もう来ないでほしいんだ、私も会いに行かないから」


「あぁ、そういうことね、いいよわかった」


加々美さんはすごい冷たい目をした、怖かった

「最後にさ玄関まで送ってくれよ」


「うん、わかった」

そして私は手を振り初恋にサヨナラした





「おはようございまーす

ひかりですよろしくお願いいたしまーす」


「お、ひかりいい女の顔になったな

よーしよし」

川村さんが抱き締めてくれた

私は大人の階段をひとつ登った気がした




「「ひかり熱愛!!」」


スキャンダル発覚でメディアが大騒ぎになった

あの別れた日玄関まで見送った所を撮られていた


セキュリティがしっかりしているマンションを用意してもらって外から玄関は見えないような配置になっている

勿論部外者も誰かが招き入れない限り入れないはずだった

明らかにこの写真は中から撮られてるものだった


そして相手は一般人の男性ということになっていた


「ひかり、今から言うことはショックだと思うけど

この写真を撮らせたのは加々美くん

最後に嫌がらせしてきたのね」

「川村さん、こんなことになってごめんなさい


ごめんなさい」

生まれて初めて人から悪意を向けられてる

怖かった


ニコッと笑った川村さんは

「大丈夫よ守ってあげるから

でもね

追い討ちをかけるようで申し訳ないけどこのあとひかりは辛い思いをすると思う

週刊誌とかワイドショーの記者もたくさん来るだろうし、

あなたはアイドルだから恋愛のスキャンダルは仕事にも影響がでるしファンがどんな反応になるかも想像はつくわね?

そこは覚悟してね、、、」


私は黙って頷いた




私のお姉さんはこんなときでも優しかった

ちょっぴりだけど救われた気がした




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