30/35
ティアラ
彼につれられ目を開けると
そこはいつもの家のリビングではなく
星空の中にいるようだった
そこには普段の喧騒もなく二人だけの世界が広がっている
「ひかり、おめでとう」
秀くんは手作りのティアラを私の頭に被せてくれた
「俺からの主演女優賞のティアラ」
「今日は助演だよ」
「違うよひかりは主役になったんだ
もうモブキャラじゃないよ
家でも外の世界でも」
私は秀くんからも世間からも認められた
本当に幸せだよ
「秀くんありがとう大好き」
秀くんの胸に飛び込んだ
「今からもこれからもずっと私のこと愛してね」
「あぁ」
この幸せがどこにも逃げていかないように強くそして優しく私を包み込んでくれた
星空に見守られながら私と秀くんは二人の愛を確かめあった




