どうしようか…
恋なんて…と思った、ルナ。そこに新たにきたのは…
先輩の愛の告白を良いと受け止めたカイリ。後悔した。こんなにも苦しくて、悲しくて、切ないなんて知ってたら恋なんてしなかったろうに。なんで?
「あぁ…」
「ルナちゃんどうしたの?」
そんなときに話しかけてきたのは、私のいとこ「ウィル・レイス」だ。ウィルは優しくて私を大切にしてくれてとても癒してくれる。この気持ち、打ち明けたら少しは楽になるだろうか。
「なぁ、ウィル……なんで私じゃなかったんだろうな。…なんで私は…あいつの…あいつのすぐそばにいたのに…一番近くにいれたと思っていたのに……私は…私は…」
そうおもって、話していたが涙が溢れた。いつもそばにいて楽しかった日々が消えていくようだ。今までは嘘だったのか…?記憶が違っていたのか…?ずっと、ずっと私は泣いていた。
「ルナちゃん、大丈夫。僕がついてる。」
大丈夫、大丈夫とウィルはずっと泣き止むまで頭を撫でてくれた。私は泣き止むと
「すまなかったな、ウィル。だらしないところを見せた。」
私は次のウィルの言葉がよくわからなかった。
「あいつのことはわからないけど、僕はずっとルナちゃんだよ。」
ニコッと笑ってそう言った。私は次の日から気持ちをリセットし普通を心がけた。多分、カタゴトで話していたが…。そこにきたのは、エルドだった。
「そう言えば、カイリ付き合い始めたらしいな。」
「あ、あぁ。」
するとここで思いがけないことがおこった。
「お前カイリのこと好きだったよな?」
「…あぁ」
「俺のこと、みてくれないか?幼馴染みじゃなくて、恋人として」
2話目です。おもしろいと思って頂ければ幸いです。