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朝日、夕日

 何日がたったでしょう。

 何回かの朝日と夕日を二匹はその場所から見ていました。


 とっぷりと日が沈んだときのこと。

 いつになく、みーちゃんは寒いと言ってじ~さんに甘えました。

「じ~さん、あったかい」

 確かにそう言っていたみーちゃんでしたが、朝日が高く昇っても、目を開けることはありませんでした。



「みーちゃん、もうお昼だよ。起きて。ねぇ……起きてよぉ」

 何度じ~さんが声をかけようとも、返事はありません。

「みーちゃん、みーちゃん……」

 じ~さんの呼ぶ声だけがくり返されます。

「みーちゃん、僕をひとりにしないで」

 ポツリ、ポツリと雨が降り出すかのように、雫は落ちていきました。

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