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ゾンビだらけの世界に飛ばされたのでゲーム知識使って生き延びます  作者: ぺる
第一章 詰まないための準備をしよう
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家事

 食事を終えてさぁ片付け!となると意外と難しいものだ。


 原因は、俺の力のなさ。


 いや、子供にしてはあるだろうが、それでも大人に比べれば全然だ。


 食器などが重くてしかたがない。


 片付けのために流し台のあるキッチンを覗いてみると、綺麗なシンクのキッチンと、冷蔵庫が備え付けられていた。


 シンクの隣にはコンロと冷蔵庫、上に食器棚がある簡単な作りとなっている。


 流し台には子供用の台が設置されていて、普段から皆で家事をこなしているようだ。


 食器運びを少年陣が、洗い物を少女陣がそれぞれ担当していたが、運ぶのに三人も必要ないため、俺も洗い物を手伝うことにした。


「すごーい!バルって器用だね」


 前世と同様に、洗い物をしているとシェーナに驚かれた。


 普通にスポンジに洗剤をつけて洗っているだけなのだが…。


 子供にしては手際がいいほうなんだろう。


 そりゃ…学生時代のアルバイトで、嫌でもやったからな…皿洗い。


 この家に食洗機はないのは痛いところだ。あれがあればそもそも洗い物をしなくていいし、回している間に別のことができるから、効率もいい。


単に設備としておいていないのか、存在事態がないのか謎だ…。


 けど、当たり前のように、洗剤やコンロはあるんだよな。


 つまりガスや電気の概念はあるってことだ。

 どうやら技術的なものは、俺がいた世界と変わらない。


 かといってテレビなどの電化製品があるかと言われれば、答えはNO。


 部屋を見ていたが、テレビの類いは全くなかった。代わりに、ラジオがある。つまり電波を飛ばす技術はあるってことだ。


 まだラジオはつけていないが、今度確認しておこう。


 主な空調設備は暖炉のようで、エアコンや電気カーペットのようなものはない。


 夜には稼働しているらしく、季節的には今は冬だとルリちゃんが教えてくれた。


 一応、四季らしきものはあるらしいし、呼び方も同じようだ。


 結論を出すと、この世界は前世に比べれば文明は若干退化している。


 一瞬タイムスリップかと考えたが、俺の知る歴史の中にゾンビなんて出てこない。


 似たような、しかし全く別の世界なのだろう。


 その証拠に言語が全く違う。


 今話している言葉だって、俺は日本語のつもりで話している。聞き取りだって日本語だ。


 しかしあの本棚を見る限り日本語というもの事態無さそうだから、多分脳内で、勝手に日本語に変換されてるだけのようだ。


 なんてぼんやり考えながら、洗い物をこなしていく。


 大皿なんて重くて片手では持てないので、シンクに置きながら洗っているから、時間がかかる。


 五人分の皿となると結構な量だが、シェーナとルリちゃんと手分けしたから、なんとか終わらすことができた。


「早く、終わったね。」


 ルリちゃんも満足そうに笑っていた。可愛らしい笑顔だ。


 シェーナとは違う可愛さがあるため、まだちゃん付けがとれないのは秘密だ。


 クリスたちはというと、洗い物が終わるまで、おとなしくソファで待機していた。


 俺たちが終わったのを確認すると、各々やりたいことをやり始める。


 ラルクは一旦部屋を出るがすぐに戻ってきた。その手には本が握られ、これから読書に勤しむ模様。


 クリスは終わった途端に俺のところに駆け出してきたのだが……。


 なぜだろう…なんかちょっと、嫌な予感がするぞ…。

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