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1日6時間の茶番転生劇  作者: 流星さてらいと。
18/19

追加設定がいろいろと面倒なんだが(お詫びあり)

「おはよーございまーす」

意識を取り戻して聞こえた第一声がこれ。

「あぁ……おはよう」

俺は体を確認する。どうやら今の俺の容姿はメイド少女という現実に居れば相当痛い、異世界版のようだ。異世界だからきっと俺は痛い姿じゃない…筈。

「それよりも久しぶりですね…作者の野郎は何してたんだろうね?」

「早速メタ話かアマミヤさん……」

いや…何故一ヶ月近くも更新してなかったかというと……単純にモチベが上がらなかったとは言えないだろう。取り敢えずこんなks小説にも関わらず読んでくれている希少かつ貴重な方達に遅れてすいませんと作者は謝罪しています……って、え?メタいって?…確かに。

「まあいいとしますか、引き続きゲームを始めようかショコラちゃん!」

「お、おう……」

兎に角さっさとこの世界を救えば俺は自由奔放女神(ヴェンガル)からもロ⭕コン系第一村人(アマミヤ)からもこの服装からも解放される。

俺はさっそく外へ出ようと……

「ちょっと待って?」

「何?」

引き止められ、俺はアマミヤの方に向き直る。

「1人で冒険ってのもぼっち感半端ないでしょ?」

「ぼっちいうなし…」

現実でもかなりのぼっちの俺に今の発言は大分効いたぞ…

「そこで!今回一緒に冒険する仲間を増やしてみました!」

「仲間……か」

あんまり訳分から無い奴じゃ無かったらいいけど…。このカオス世界では無理な願いかな…。

「あ、仲間なら既に外で全裸待k……待機してるから準備出来次第行ってねー」

「気のせいかな今全裸って言わなかった?」

「さ、さぁ…どうでしょうねぇ……」

…なんでもいいや、さっさと行こう。

「あっ、今日は夜出歩いたら大変な…」

俺は急いで玄関から外へと出た。アマミヤが何か言ってたが聞き取れなかった。何て言ってたんだろ…。

「お前が仲間か…よろしくな」

「えっ!?あっ、はい…」

突然現れたその人は、どこからどう見ても魔女のような服装をしている。って、という事は魔女か。

「ショコラ、か…ふーん……」

魔女は俺の体全体を舐めるように見つめる。

「ちょっ……え…?」

いくら姿がロリとは言え、高校男子の俺がメイド服着てる所をじろじろ見られるとか恥ずかしいんだけど!?

「ん……?何を顔を赤らめてる?」

その上凄いにやにやしながらこんな事言ってきやがった。

「そんな事無いから!」

俺はあまりの恥ずかしさに思わず顔を隠した。もしかしたらあの時の女神の追加設定ってこれなんじゃ…。

「さーて、次は触ってみるかな」

一通り全体を確認した魔女はそう言い、この世界でのみ存在する申し訳程度の大きさの胸へと手を…。

「はぁっ!!」

………

あまり覚えていないが、気づけば俺の拳は魔女の腹へと会心一撃(クリーンヒット)していたーー





「いててて……そんなに怒らなくてもいいじゃないか」

数分後、魔女は先日のスライム戦で起きた陥没した地面の淵へ腰掛けながら腹部をさすっていた。

「ごめん、あれを許したら何か……俺の中にある大切な何かが壊れる気がしてならないからな……」

この姿の時点でそれは既に半壊しているが…。

「そうか、あ、私の名前はミラハ、見ての通り可愛い魔女だ、よろしくな」

ミラハはそう言いながら立ち上がると、俺の目の前で謎の一回転を決める。

「……ふぅ」

「ん………どうした、溜息なんて吐いて?」

「なんで……」

俺は全ての力を込めて、叫んだ。

「なんでこの世界はまともな人が居ないんだぁぁぁ!!」

「うわっ!?急に大声とか辞めろよ……っていうか今この世界って言ったがもしかしてあんた異世界から来たってクチ?」

「お……?」

この展開はもしかすると、女神のゲーム無視で元の世界に戻してくれる系か…!?

「そうだよ、異世界から来た」

さぁ、早く「私がなんとかしてあげる」って言葉を発してくれっ!

「異世界ねぇ……ん、その腕時計は?」

「え、これは……」

ミラハに言われるがまま俺は腕時計を見せる。俺の予想だとここでこの時計を改造やらで戻してくれる筈。

…しかし、現実という物は異世界でも存在するようで。

「これはもしかして…!!」

「何なんだ…っ!?」

ミラハは興奮しながら腕時計を触る。

「これ、ロレックス製だよな!?いいなぁー…私も欲しっ!」

「……………」

「うん?」

「なんで………」

俺の周りからオーラのようなものが出てくる。

「ちょっ、メイドさんどうしたn」

「なんでやねえええんっ!!」

すぱぁあん……かつて自分を気絶に追い込んだ快音が、今度は相手を気絶に追い込むようにして鳴り響く。


ショコラはセルフハリセンを覚えた!

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