自分には良く分からないけどどうやら20コンボって凄いらしい
「くっそ……店長め……」
自転車を漕ぎながら先程の事を後悔する。あの時もしコーラ飲まなきゃ、俺は今頃本屋に居て漫画を買ってたんだろうよ…。
心の中でグチグチ言いながらも、ようやく家に到着。
とまぁ、ここから何も書かずにいきなり夢世界versionに飛びたいんだが、それだと手抜き感半端ないと思う。だが、本当にこの後は何も書くような事が無かったんだ。割愛させて頂こう。
ーーー
「そろそろ寝るか……」
12:35、俺は眠りについた……。
「………」
気がつくと、そこは異世界では無く見飽きた真っ白の世界。目の前にはヴェンガルがスマホ弄ってるわけで。
「おーい」
「今手が離せんから後にして」
「いや、そういう訳には…」
「良いから後で、20コンボ達成まで後少し……私の文字通り「神」プレイを見せてやるわ…!!」
「…………そんな事どうでもいいから早く異世界に飛ばしてくれ」
何のゲームをやってるかしらないが、こっちも速く終わらせていつもの生活に戻りたいんだよ…!
俺は子供のようにヴェンガルの腕を引っ張る。
「あ、ちょっやめ…いやいやいや、あっ…あああああ!!!貴方のせいで私のフィーバーが18でうわぁぁぁぁぁ!!!!」
一体なんのゲームしてんだよ……。
ヴェンガルはスマホを何処かにしまうと、俺の方に向き直る。
「よくも私の挑戦を……罰として異世界にて新たな設定を追加する…!20コンボの恨みを…っ」
「え、ちょっそれどうい…っ」
次の瞬間俺は異世界へと飛ばされる……。