表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鬼神社  作者: マカロニ之助
3/18

第三話

ザーザー

私は外から聞こえてくる雨音で目を覚ます。

そうだ、私はいま神社にいるんだっけ。

昨日はいろいろなことがあったな。

いや、そこまででも無いかもしれない。

それにしても結局あの本は何だったのだろう。

誰かのいたずらだったのだろうか。

そういう事にしてしまっても良いのだろうか。

私はたんすの方へと目をやった。

その時だった。

雷の光で外が一時的に明るくなる。

その一瞬で外に繋がる障子に人型のような影がうつった。

人型……。

少し人とは違った気がする。

どちらかと言うと鬼のような、そんなふうに見えた。

一瞬だったためよく分からなかったが、その影には角がはえていた気がした。

『逃げろ』と言うのはあの影の正体からだろうか。

いや、見間違いだ。

あの影は神主さんの影だろう。

きっと人間だ。

角が見えたのはなにかの勘違いであって欲しい。

影は小さかったからきっとここから遠くにいたんだろう。

そんな小さな影だ。

見間違えたっておかしくない。

私は自分にそう言い聞かせると、布団の中でもう一度眠りについた。


これから完結するまで毎日朝の7時に投稿します

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ