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3 介護士の日常 2
集まってきた職員と、夜勤明けの職員で、朝の申し送りがはじまる。
誰が何をしたかや、体調や変化、今日の特記事項など、日により申し送りする時間はまちまちだ。
今日の申し送りは、比較的問題なく、平穏な夜勤だったようだ。
私は依頼された一番の仕事を済ませ、いつもの仕事内容に戻る。
基本的にはパートなので、排泄や、居室清掃や、共有場の清掃、食事の配膳・下膳、洗濯等。
風呂と、口腔ケアいわゆる歯磨きの介助は省かれていた。
それでも、2階建てで100人くらいの人が暮らす共有施設なだけに、やれ大喧嘩になっただの、転倒しただの、物がなくなったや、認知症等で自室がわからず、他の利用者の部屋に入り怒鳴られて喧嘩になるのは日常茶飯事。
その度に見ている人たちが慌てて、職員達を呼びまわる。
呼ばれた職員は作業を中断し急いで階段を駆け上がったり、長い廊下を速歩きや、急ぎのときは走ったり、天手古舞だった。
毎日が、本当に疲労困憊になる程の忙しさではあるのものの、汗だくになっての達成感は中々のものだった。