表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
精神障害者から『普通』に戻る  作者: 小野田愛恵
1/3

1 早速ですが、介護士になりました

「いや、暑いわ今日も。まじ……辛い」


今日は昨日と違い、ニュースでも話題になるほどの猛暑日。

何が悲しくて、こんな日に出勤なのか。

いや、シフトで決まってるし、そういう決まりだからね。うん。


「あー、職場が遠い……死ぬ」


職場の駐車場から、職場の建物までは、徒歩で3分かからない程だが、その道は山登りですか?といわんばかりの坂道。

修行であれば、こんな猛暑日でも喜んで!となるところだろうけれど、生憎私は修行僧でも、登山家でもない。


やっとの思いで職員玄関の入り口につく頃には汗だくだった。

まー、体型的に行っても最近やっと、3LからLLになったとはいえ、まだまだ()()()()ですから。


職場の入り口から入ると、元気な声が聞こえてくる。


『おはよう。今日も、かわいいなー』

『おはよう!! 暑かったやろー』


職員だけでなく、利用者の声が、沢山聞こえてくる。


ここは、養護老人ホーム。

つまりは介護施設だ。

私はここで働くパートである。


私の仕事は介護士。

ただし、駆け出しで、働き始めてまだ一年。

それでも、既に独り立ちしているから、現場では見習いですからは、通用しない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ