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短編作品

作者: 伊勢


ふと思いついた言葉を書き連ねただけのもの。

とても短いです。


寂しく映る、長い長い影は黒く澱んでいる。


一見、長いだけの影に重なるように寄り添い歩く人がいる。

一人分の、長く伸びた影は隣のを歩くその人と重なってひとつの大きな影となる。


ほら、よく見てご覧。

君は1人じゃないよ。


影は1つだけれど、一人ではない。


ほら、よく見てご覧。

君の隣にはきっと大切な人がいる筈だよ。


地面に映る影ばかり見ているから、気付かないんだ。


ほら、顔を上げて。

日々、時間とともに顔を変える空は今何色をしている?


長い、長い影が伸びる。

1つに見えて、重なって伸びた影が僕を誘うけれど…

俯いてばかりでは気付かないことがあるんだ。


ほら、目を上げて。

世界はこんなにも広く、彩り豊かに輝いている。


長く伸びた影を、僕はもう追いかけない。

時折視線を下に向けることはあるけれど、空が広いことを僕は知ったから。


世界は彩に満ちていることを、僕は知ったから。




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