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第三章 終わりは終わりでこれからは何も残らないと俺は信じたい

塾前にはもう数人の女子と、一人だけ男子がいた。

女子の中心には、やっぱり絵那ちゃんがいる。

これでこの塾も見納めだ。一人だけいた男子は、菊鹿流時(きくがりゅうじ)という名前で、本人によれば

「よくみりゃイケメン」

それって、よく見なければイケメンではないという自覚の現れではないだろうか。

そんな言葉を聞くのも、これからはもうない。

それはさておき、流時は俺たちのところへ近づいてきた。

「参るなぁ。」

と言いたげな表情で。

妙に確信が生まれた。

こいつは、俺たちが来るまで、女子に囲まれてウッハウハだったのだろう。

「薫一も北村もおせー。」

「なんだと!?お前が早すぎるんだよ!な、薫一。」

「んだとゴラァ!!俺はいたって普通だ!」

俺たちは結構仲が良い、というよりは一緒にいるから、他の人たちから見れば

〔仲睦まじい三人組〕に見えるんだろうな。実際、北村と流時はそうだと思ってるんだろう。

でも、こんなにも

流時→北村→流時→北村→流時→北村…………………→俺

みたいなターンの繰り返しばかりだと、俺はそうは思えなくなってくる。

まぁ、このターンも、今日でおしまいだ。

終わりが早く訪れてほしい。

大抵、早く終わってほしいものは、いやになっているものだから。

言ってしまえば、中途半端で煮え切らない自分の性格とか、絵那ちゃんに積極的にならない性格とかも含めていやだ。

早くバスが来て、この苦痛の時間が終わればいいのに。

同じ日に二章と三章を投稿してるっていうのも変な話ですが、それは私が携帯で書いたものをメールでパソコンに送信し、コピペして貼り付けているからです;これからもよろしくお願いしますm(_ _)m

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