第二章 お前は黙ってろ
第二章まで行きました!!微妙に嬉しい^^
決行の日が来た……
なんていっているだけで、俺が死んだところで大きなことは起こらない。
とにかく今日は
スキーの日=自殺の日
なのだ。
朝、早速集合場所の塾にむかう。
途中、うかれきっててうざったい北村にあった。
あいつは、朝から
「絵那ちゃんいないかな〜」
とにやにやしている。
バーカ、方向違うんだから行き道にはいるわけないじゃん。
と、笑い飛ばしてしまいたい気もするけど、
今日絵那ちゃんにあったら、1度もそれより先は会えなくなってしまうのだ、
ということが気になって、笑い飛ばせなかった。
神妙な面持ちで黙って歩き続けたら、北村に、
「おーい、薫一、マジで大丈夫?今日スキーだぞぉ?楽しくないのかぁ〜?それとも、今日は何か大事なことがあるのかぁぁぁ〜?」
と言われた。語尾がうざい。
半分当たってる、と心の中で苦笑して、俺は
「考え込んでただけ〜。残念でしたぁ〜!」
と答えた。
そういえば、昔も同じようなことがあった。
俺はあんまり喋るタイプじゃないから、
「薫一くんって…何考えてるか分かんない。」
と言われたことがある。
だから、勘違いされまくって、
「あいつ、むっつりスケベなんだぜ、きっと。」
とか、
「常に勉強について考えてるんだよ、あいつは。」
とか言われた。
俺は何歳になっても、どんな場所でも、勘違いされやすい性格らしい。
もっとも、北村に今の俺の気持ちが分かったらすごいけどな。
実は文字数が足りなくて、いっぱい付け足しました…。