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第十四章 果たしてスライドできるのか

長い間更新してなかったね、うん。次から頑張ります。

聞け!聞いてくれ!


スライド式への近道があらわれたんだよ!




なんと……俺は、塾のテストで初めて一位になったのだ!

しかも、隣は絵那ちゃんときている。


すごいだろ、な?


一気に仲直り…したいけどそんなに俺は器用じゃない。

女子を一発でグッとこさせることも、うまく少しずつ心を動かすなんてことも、出来ない。



だから、『謝る』。



そのまんまの意味だ。

俺は絵那ちゃんに謝る。

あのスキーの日、突然抱き締めてしまったことを。

隣の席で、絵那ちゃんの手を握ってしまつたことを。


すべて洗い流したかった。

馬鹿な自分にけじめをつけたかった。


そして…


ほとんど集中できない授業が終わり、休み時間になる。

といっても、この休み時間は5分しかないので、大抵の奴は必死でノートの続きを書いてから、そのままのんびりする。


だから、絵那ちゃんが席を外してしまうという最悪のパターンは考えられなかった。


俺は、ちょうどノートに最後の『。』を書いた絵那ちゃんに声をかけた。

「……あのさ」

「…なぁに。」

絵那ちゃんの瞳をじっと見つめて、俺は言った。

「ごめんな、いろいろ。」

絵那ちゃんの緊張した表情が、ふっと緩む。

「うん……もういいよ。わたしだって…嫌な訳じゃなかったのに困った顔しちゃって。」



……………え?



今…………嫌じゃなかったって………



俺は脳裏に浮かぶ考えを必死で振り払う。



また、無駄な勘違いをしてしまいそうになる。


ちょっと傷つけないように言ってくれただけだ……そんなことあり得ない。



先生が教室に入ってきて、やっと俺は馬鹿らしい考えを振り切ることができた。


初めてのアスタリスクを使いました。まあどうでもいいけど。

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