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セフィロトの書〜賢者は賢者と知らない  作者: 華音 楓
プロローグ
8/103

第2話SS モンスター・パニック〜冒険者サイド〜③

「たっ、大変だ!!ギ、ギルマスを呼んでくれ!!大至急!!」


 ライルたちと別れたジェイダは冒険者ギルドへ駆けこんできた。ダンジョン入り口の詰所の衛兵にもダンジョンの異変を伝えた為、さらに焦った状態になっていた。



「どうしたんですかジェイダさん!?とにかく落ち着いてください!!そんなに慌てたらこちらも困ります。」


 ジェイダの異変に受付嬢のマチルダは困惑しつつもジェイダを落ち着かせる。


「す、すまない…モンスター・パニックが発生したんだ!!」


 ジェイダは息も絶え絶えに状況を伝えた。


「えぇ?!わ、わかりました。至急ギルマスに伝えます!!とりあえずジェイダさんはここにいてくださいね?」


 マチルダは状況の逼迫度合いを感じ周りの職員に緊急事態を伝え、自身は執務室へ急ぎ移動した。


----------------------------


「ギルマス大変です!!緊急事態です!!」


 普段ならノックの後声をかけるはずのマチルダは、焦りの為か確認も取らずに勢いよくドアを開け、ギルドマスターへ要件を伝えた。


「どうした慌てて?沈着冷静がお前さんの売りだろうが。」


 デリスは、慌てふためいているマチルダを諫める様に落ち着いた声で声をかけるた。


「初級ダンジョンでモンスター・パニックの発生です!!」

「なんだと?!」


 さすがのデリスもマチルダの言葉に我を失いかけたが何とか踏みとどまった。だがその表情には焦りの色がうかがえた。


「いま、ジェイダさんが第一報を届けてくれました。」

「わかった。俺の名前を使って構わないから、緊急依頼の発令と領主館への報告を頼む。俺は現場に向かう。」

「わかりました。早急に対応します。」


 デリスはマチルダにその場を任せ、自身の装備を確認したのち早急に執務室をあとにする。

 マチルダは、デリスの指示に従い関係各所への通達。および、ギルド全体への緊急事態を発令したのだった。


---------------------------------------


 一方領主館では、モンスター・パニックの発生の連絡を受け直ちに対応を開始。騎士団の派遣と領民に対しての不要不急の外出禁止令を発令した。

 街は異様な空気に包まれていった。


「なんか、いやな感じがするね。ダンジョンのほうかな?」


 街の繁華街で食べ歩きをしていた一人の青年がそう一人ごちると、踵を翻しダンジョンへ向かうのだった。


ここまでお読みいただきありがとうございます。


そりゃ、初心者ダンジョンでモンスター・パニックが発生したら慌てますよね?

最後に意味深なキャラが出てきました。

うん、意味深なキャラってかっこよくね?的な感じです。


誤字・脱字等ございましたらご報告いただけると幸いです。


感想・評価・ブクマいただけると作者は頑張れます。


では、次回をお楽しみください。


※ほかにもちょい読みシリーズ他作品掲載中です。頑張って毎日掲載しています。

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