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セフィロトの書〜賢者は賢者と知らない  作者: 華音 楓
プロローグ
3/103

第2話 賢者は魔法薬を作る②

「ヒール草に精製水。魔草の根に桜花草と…。よし、とりあえずこれで40個は作れそうだな。」


 必要な薬草類を集め、数量確認と品質確認を行い、作業台へ並べていく。


「それじゃ始めますかね。」


 レイアスはポーション作成の準備が完了して作業に取り掛かる。この世界には魔法の他に薬学・科学・魔法科学・錬金術と多岐にわたり、ポーション作成は錬金術と薬学の分野である。ポーションの作成手順は、精製水に各種薬草から必要成分を抽出し混ぜ合わせ、魔力を注ぐ。その作業は薬師ならすべて手作業にで行われるが、レイアスは錬金術にて作業を行う。


「まずは精製水を鍋で40度まで温めて。」


 加熱の魔方陣の書かれた作業台に大型のガラス容器をセットし、魔法で精製した水を必要分注ぎ入れ、魔方陣に魔力を充填する。


「次は薬草類から成分の抽出っと。」


 次に、作業台の上に各種薬草を準備し錬金術を発動させ、必要な成分の分離を行う。レイアスの使う錬金術は魔方陣と詠唱を用いて作業を進めていく。


《彼の物より我が望む物を取り出さん》


 レイアスが詠唱を行うと魔方陣よりゆらゆらと青白い光が立ち上り、それに伴って薬草類も宙に浮いていく。そのすべてが一つに纏まり混ざり合い、そして必要成分と残りかすに抽出分離が行われた。


「よし、うまく行った。あとはこれを精製水に混ぜて。」


 抽出した成分を温めた精製水に混ぜ込み魔力を加えていく。そして新たな詠唱を始めた。


《彼物を我望む物へと至らせん》


 詠唱のあと容器を淡い光が包み込んでいく。光が落ち着くとそこには青い色の液体が出来上がっていた。ちなみにポーションには品質が存在し、下から低級・下級・中級・上級・高級・最高級・神級に分類される。そして、品質が高くなるほど色は澄んでいく。完成したポーションはとても澄んだ青色をしており一見しただけで高品質であることが伺える。


「うまく行った。あとは容器に移して栓をしてっと…出来た!!」


 出来上がったポーションを小さなガラス容器に慎重に移し変え品質を確認する。


「我ながらいい出来だね。よし、残りもやっちゃいましょうかね。」


 出来上がった残りのポーションをポーション瓶に一つ一つ移していく。

ここまでお読みいただきありがとうございます。


句読点の位置が難しい…

地の文が増えると、まして句読点に悩まされてしまう残念作者です。

読みづらい等ございましたら、ご指摘ください。


誤字・脱字等ございましたらご報告いただけると幸いです。


感想・評価・ブクマいただけると作者は頑張れます。


では、次回をお楽しみください。


※ほかにもちょい読みシリーズ他作品掲載中です。頑張って毎日掲載しています。

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