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空へ堕ちよう、天使のくちづけとともに。  作者: 炊きたてごはん
2.インタステラハイスクール
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異なるもの

買い物から帰ってくると、雨足はさらに強くなってきた。

午後の雑用を終え、俺は夕方に帰路に着く。

研究所を出ると、冷たい雨が土の地面をドロドロに溶かしていた。


俺は研究所に置かれた傘入れから、何年も使われていないようなものを引き抜き、さした。

埃っぽい臭いがするが、穴も空いていないさそうだなら大丈夫だ。


俺はぬかるむ地面を、水溜りを避けながらゆっくり歩く。


研究所の門扉を締めた時、ふと人影を感じて横を見た。


「………」


見間違いかと思った。例えば木や、電灯。

そういった背の高いもの。

だが土砂降りで煙る視界の中でも、見間違いではなかった。

人と形容するにはあまりに異質だった。

3メートルくらいある体は全身紫色に染まり、人の顔に当たる箇所には切り裂かれたような口と、赤い目が中心に添えられていた。


その赤い目が、

こちらを見ている。


灰色の空と雨の中、立ち尽くし、こちらを見下ろしている。

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