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空へ堕ちよう、天使のくちづけとともに。  作者: 炊きたてごはん
2.インタステラハイスクール
23/32

古屋の蔵書

昼下がりの街をあてもなく歩いていると、駅に着いた。どことなく選んだ路線に乗り込むと、気づけばオルガンス島に繋がっていたレバーレッジ橋に辿り着いていた。思わず苦笑してしまった。


そう言えばオールは時間があった時、なぜかここにいたと言っていた。

まだ花の香りがするこの場所でいったい何をしていたのだろう。


俺はパロマさんの小屋に向かい、古びた木製の椅子に腰を下ろした。

見上げると、天井がなく、わずかに橙かかった空が見えた。

もうすぐ夕焼けだ。

その時、一迅の風が吹き、何かが頬に優しく当たった。

足元に落ちたそれを見ると紫色の羽だった。


「オールの、羽?」


何故こんなところに羽があるんだ。俺は慌てて辺りを見回したが、誰もいない。

ふと目がいった物がある。古びた本だ。スカイシティについて書いてあるものらしく、ところどころページが雨に打たれたせいかカサカサになっている。


俺は本を取ってパラパラとめくると、思わず目を見張った。ページの真ん中がごっそりと切り抜かれ、中に折り畳まれた厚紙が入っていた。


俺はそれを慎重に開くと、大きな地図になっていた。


「ブルーキャノピーの全体図か?」


一目で分かった。この国の全体図が立体的に描かれている。

そしてスカイシティから広がる島まで余すことなく。

だが、これは珍しい地図だった。この国の全容を捉えた地図など滅多に見たことがない。


「けど、なんでこれ、こんなまどろっこしい保管をしてるんだ?普通に置いておけばいいのに」


そう、わざわざ本を切り取って隠しておく必要などない。

俺はとりあえず地図を折りたたんで本に閉まった。

元に戻して数秒。

俺はふと気づいた。見渡すと本は何十冊もあった。タイトルを見てみると、星とは関係のないものもいくつかある。

そう、昔に比べて明らかに何冊も本が増えている。


そして、手に持った紫色の羽を見てさらに気づく。


「これ、本の栞だったんじゃないか?」


すると、他の本の中にも-----。


それに気づくと俺は急いで他の本も漁った。






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