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魔王先生  作者: ラトップ
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魔王先生

ー始まりの国ビギン行きバスー


人で栄えてる国と光のカーテンの間に二頭の巨大なバグこの世界で言うバグトルスが大きな籠みたいなまのを引っ張りながら道を進んでいる。


「アテンションプリーズ、アテンションプリーズ後乗車ありがとうございます。このバスはランドリング発ナクトルマリン経由始まりの国ビギン行きバグトルスバスでございます。ガイドは私アリシア.セグウェイが行います。」


籠の中長髪を束ねた小綺麗な女がそう言った。


その女は座席を割って入るような場所に位置し、乗車客をキョロキョロしている。


その女は続けて

「あちら右側に見えますのがナクトルマリンです。この世界一高い山であることから高山、この世界一長い河とされているから長河(チョウコウ)などもあり、回復薬の名産地で99%はここで作られています。また、死んだものを生き返らせることが出来る薬を作ったあのドクトル.Dもこの国出身です。左側に見えますのが数千年前出来たと無限の光カーテンでございます。この光カーテンはいくらくぐっても元きた場所に戻る仕組みになっており誰も向こう側に行くことは出来ません。」


乗車客はそんなん常識だという風に隣と話をしていたり寝てたりしていた。ただ、一人の大男を除いては。


「なるほどそう言う言葉遊びで山と河とかつけられているのか。ならばあの国のまん中に丁度位置している湖は高山と長河の系列で言えば、まん…」


「魔王様それ以上はいけません」


小さなコウモリが大男に小声でそう言った。

すると大男は少しため息をはきながら。


「秘書よ我は今魔王ではない我は我が母親を探すため旅していいるがいずれ魔王が黒幕だとりそれを打倒する事を決意したただの王子だ」


「いや、さすがにその巨体と悪人面で王子はないですよ。後、何共食いしようとしているのですか。」


いきなりこいつ馴れ馴れししくなったなと思いながらも、秘書と距離感が縮まったからだろうと肯定的に考えた。


「まあ、それなら私のことも秘書ではなく仮名でおっしゃって下さい」


「ふむ、そうだなならばどうせなら我とお前の関係にちなんだ名前にしようではないか」


「まあ、ただの身分をバレないための仮名なので何でもいいのですが…」


秘書は若干冷めた感じでさっさと決めろ的な態度をとっていた。


「お前とは長い間付き合ってもらい、部下と魔王という関係であまり仲よくできなかったものの側にいてくれるだけでどれだけ我を救ってくれたことやら…それらのことを組とり名前をつける。」


それを聞いた秘書は顔では早く言えという表情だがどこか照れ隠しのようにも見える。


「ということでサンチョ(召使い)で」


「いやそこはビアン⚪かフ⚪ーラだろ」


今までクールを装ってた秘書が若干切れぎみに言う。それに少し驚いたか魔王はごもり


「いやそれは今まで世話になってきたらからという意味で主人公の世話係として一番の側近であるサンチョって名前にしたのだが…」


「す、すいません少し取り乱してしまいました」


「というより今のタメ口じゃなかった?」


「いえタメ口ではなかったです。多分バスに長時間乗ったせいで耳がキーンとなりそれによる幻聴でしょう。」


「あ、うんそうだよね分かった」


少し距離が遠くなったような感じがした。耳がキーンってなるのは上空にいるときになるものだと思うが、そんなことは深く考えず少しでも関係を元に戻そうと話を続けて見ようとする。


「あ、でも我的にはDS版で出たデボラを嫁にしたのだが」


「いや、そう言うこと言ってるんじゃねーよ」


「え、やっぱタメ口じゃ「タメ口じゃねーよ」


沈黙が生まれる。


「あ、うんそうだよね王に部下がタメ口使う分けないよね」


「それはそうですよ」


タメ口じゃないって発言もタメ口だった気がするがそこをいちいち気にするのも王らしくない。そう考えた。


「そんなことより今なすべきことを確認しましょう。まず始まりの国ビギンに行って何故魔王を討伐しに来なくなったかを調査する。そしてその調査の結果次第ではこちらが対策を打つそれでいいですね。」


「何か賢そうに作戦立ててるけども全体的にふわふわしているよね」


「仕方ないですよ。私も外に出るの生まれて初めてで、情報がまったくないのですから。」


そう言うと少し表情を不満げにし、窓の外を見てた。


そうか、外にでるが初めてなのは我だけじゃなくて秘書もそうでその上我の子守もしないといけないのだからすごく不安があるのだな。ならば部下のそう言う所を払拭するのも我の務めだ。


「なあ、秘書よ我はさっき我のこと魔王ではなく王子になったと言ったろ、それにより今は魔王と部下という関係は成立しない、だからもう敬語じゃなくていいぞビ⚪ンカ」


すると秘書は驚いたようにキョトンとし


「お心遣いありがとうございます。ですが、もうサンチョで構いません。」


「え、さっきまでタメ口使う位嫌っていたのに」


「そりゃ小太りのおっさんの名前言われたら誰だって反論したくなりますよ。でも、王子はサンチョのこと信頼できる側近としてずっと側に置いていことを考えればこれは側近としてこれ以上のない名誉だと思うのですよ。」


「だから、現実の世界でも架空の設定であっても魔王様の一番の部下になっていたいです。どうか、敬語を使わせて下さい。」


「お前…」


どうやら、信頼されているかどうか心配だったのは我だけではなかったらしい。どうやら秘書も我が信頼しているかどうか不安だったようだ。さっきの発言により互いが互いのことを信頼していることが分かりすっかり心が晴れた。


「分かった。お前はどんなことがあってもどのような場面でも我の一番の部下だ。」


「感謝します。」


そう言うといつもの関係だが前とは違う主従関係が深く刻まれるような気がした。


「所であそこにある湖珍しい色してるな、つまり前と同じ系列で言えば名前はちん「黙れ。」










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