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プロローグ

広間に移動すると、そこではクラスメイトたちが水晶に手を当てていた。


「あれは何をやっているんですかね」


姫様に尋ねると


「能力審査ですよ。あの水晶に手を当てると水晶の持ち主である魔道士…ほらあそこに座ってるひとに結果が見えるって仕組みです。本当はギルドカードを作れば1発なんですけどここでは作れないですし割と面倒なことが多いんですよ」


姫様は苦笑しながらそう言った。

というか、さっきから思っていたがこの姫様気安すぎる気がするんだが…


「あっ、そろそろ雲和さんの順番ですよ」


「おぉ、そうか。じゃあ行ってくる」


「異世界から召喚された人は必ず何かしらの凄い能力を持ってるらしいので楽しみにしてくださいね」


いや、楽しみにしてるのはお前だろ、と思ったが口には出さなかった。

能力審査に行くと俺より先のやつ、杉坂がちょうど審査をしているようだった。


「ふぉふぉふぉ、結果が出たぞい」


婆さんの口調がファンキーすぎる気がするのは俺だけなのか?


「お主が持っている力は“超絶技巧”世界中のありとあらゆる武器を使いこなしその武器の特性を十全に活かす能力じゃ」


「…それって強いんですかね。」


杉坂が当然の疑問を口に出した。確かに聞く分にはそこらの冒険者でも運動神経が良ければできそうな気がするが


「なにを言っとるんじゃ!そこらで売ってる鉄の棒を岩をも砕けるような武器に変えてしまうという能力じゃぞ!はっきり言ってチート級じゃよ!」


婆さんは興奮気味にそうまくしたてた。

確かに言われてみるとやばい能力だな。

刀とかの切ることの特性がある武器だったら何でも切れるようになったりするってことか。あと、地球にはないけどこっちの世界じゃ炎がでる武器とかもあるんだったら扱いやすさもぴかいちじゃないか。


と、いうことは俺のときにもこのぐらいのすっげぇ能力が分かっちまうってことだな。姫様じゃないけど楽しみになってきた。

おっと、俺の順番か


「次はお主じゃ。水晶に手を乗っけるんじゃよ?」


「こうですかね」


「そうじゃ。そしてそのまま少し待て」


婆さんの指示通り少しの間待っていると、結果が出たようだ。


婆さんは結果を読んでいくとだんだんと顔色が変わっていき次の瞬間衝撃の事実を俺に告げた。

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