愉快なる先輩との邂逅
うん、楽勝?こんなのお爺ちゃんと行った『3泊4日富士樹海ツワー』に比べれば軽いですね!…なんか、思いだしたら泣きたくなってきた。何アレ?サバイバルナイフ1本だけで生き伸びろって、死ぬ、アレはマジで死んだと思った、というか少し入っていきなり『ヤア!僕ガイコツ!』ってなったときに帰るべきだった、お爺ちゃんはお爺ちゃんで『食料ぉ?今ナイフやっただろ?獲れ』とか『コンパスぅ?HAHAHA!
樹海でそんなもん使えるわけねだろ?ダイジョーブ!最悪富士山有るから登りゃわかる』とか中1でする内容じゃないだろオイ!って言ったら流石に気まずそーにライターをくれたお爺ちゃんヤサシーナーHAHHA!ってなんでだよ!返せよ家に!って言ったら気絶させられて気付いたら樹海っていうね!
「はぁ、もう嫌、街に行こう、というか人に会いたい…」
ちなみに先ほどまでの戦闘で、と言うか先ほどの兎王(仮)との戦闘中に【吸喰】したツノにより爪が鋭くなりました!拍手〜わー‼︎どの位かと言われるとカッターがナイフになったみたいな?というかこのゲームそこまで拳の速さとかで攻撃力が変わらない、だと?!もうアレだね、弱点が設定してある只のポリゴンだったね…なんか、もっと体の構造とかちゃんとあって欲しかった、殺りづらい、あだけど首折りはOKみたいで1発KOだったのは収穫かな!王デカ過ぎてやらなかったけど。
「やったー、着いたー。いぇーい!」
街ですね、先ずは露店辺りに行きましょう、まあ目の前なんですけどね。
「うーん?どうなんだコレは?」
ハイ、今私は武器が売ってある露店の前にいます、そして困ってます、理由は私の服に爪が生えた理由、【吸喰成長】についてです、今まで私はツノや牙、皮などを【吸喰】させて来ましたが果たして武器は喰えるのでしょうか?わかりません。
「おう、どうしたねーちゃんそんなに悩んで、何か有ったのか?」
「ん?ああいや、ただちょっと武器を買おうかどうか悩んでるだけで…」
「なんだ、そういうことか、確かにこの先初期装備のままだとマトモにダメージ与えられないからなぁ」
「え?そうなの?しらなかった…」
衝撃の事実です、まあ金色猫装備なら大丈夫だと思うけど。
「おう、モンスターの行動アルゴリズムも変わるし防御力も高くなる、まあ初期装備はココで替え時だろうな、お嬢ちゃん、もしかしてこういうゲームは初めてか?」
「え、うん、そうだけど何で?」
「ああいや、こういうのは基本的なところがパソコンのそれと同じだからな、MMOやってた奴らはこう言う時そこまで悩まずパパッと決めちまうんだよ『まだ最初の町から1つしか来てない所で迷ってられない』って言ってな」
「へー、それは知らなかったな〜」
「おう、知らなかったついでにホラ、コレやるよ、っても安い短剣だからな、次の次辺りまで行くともう使えなくなるだろうがな」
「え、いいの?!本当に?」
「おう、先輩ゲーマーからのプレゼントだ、なんかあったら俺に連絡しな、質問とかなら答えてやるよ、今フレンド申請した」
「わー!ありがとー!私マリって言います!」
「おう、俺はガツマだ!よろしくなマリ!」
ガツマさんとフレンドになりました!ではでは、早速この貰った短剣を使って【吸喰】できるか試してみましょう!【吸喰成長】!…うん、無理ですね、字的になんとなーく素材とかじゃないとダメなんじゃないかなーって思ってましたけどね、まあコレはとりあえずアイテムBOXへゴーで。
よし!次はもっと強いトコ行こう!
ガツマ コアゲーマーの一人、本職は前衛盾僧侶で戦根ぶん回しながらタゲを取りつつ戦う、偶にサブ垢を使って本人曰く“商人のマネごと”をして居るが結構似合うと評判は上々、ガッシリした外人部隊の人みたいなキャラを使っているのが特徴。
[本日は戦闘等が無いのでステータスは載せません]