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あやかしとセシル  作者: スピカ


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5/5

しんとした夜

かんびょうのかいがあって、セシルはすっかりげんきです。


『シェリー。』


ふたりにも、愛だけをつたえてもいい夜がきました。


森はもっと深く、しんとした夜でした。


『なんだ。』


『もう、まちにかえらないわ。』


『いいだろう。おまえのしごとは、あさはやくたんぽぽをつむこと。あと、おれとまいにちをたのしくすごすことだ。いいな。もうはなれられないからな。』


セシルは、じぶんの生きかたが、やっとむくわれたとおもいました。



ふたりは大きな森で、しあわせにくらしました。

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