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第4話 バークサイド

僕は試験勉強の真っ最中だった時に教師達が全生徒を校庭に集め発言した。

「これから試験の説明に入る。試験の内容は各地区にある冒険ギルドで受けた報酬金額によって行う。金額によって学年成績またはチーム成績等々もう一つは個人成績もある。既に各地または各国のギルドにはこのことはもう伝えたので心配はない。」

試験は無くなってギルドでアルバイトをしてその結果の金額合計で学年順位を決めるらしい。(こんな学校もあるんだな。)

僕は試験の前に一度「転の喫茶店」に行くことにした。それで『神転移』を発動させ転の喫茶店へ向かった。

いざ、オープン!

喫茶店の中には神様が一人だけだった。ハウ様がいたけど寝ていた。

「愛の神のハウ様、お久しぶりです。!」

「あら、セルス。どうしたの?もしかしてお昼だから食する物を持ってきたの?」

僕が差し出したのは「チョコスコーン」と「紅茶」です。女性だからかな。後で太った等と言われると説明が面倒だと思うし怒られるとちょっと…。太るの期待したらいけないし。

「セルス、何かと言うわね。でもこれだけ言うわね、太るなんて絶対にないから!」

うわ、絶対って言ったし宣言しちゃったよ。神様って太ることないなんて絶対にあり得ない、太る脂肪はもう脂肪がついているのに。このことは黙秘してようかな、それと今度から太らせる炭水化物系の食べ物を作って太らせようかな。

僕の心にまた悪が現れたが、落ち着いて悪を消した。神は人と同じで太ることは絶対にあり得ない事は絶対ない!これは言うよ太る体質の人は絶対に太る誰かさんの様にね。

「ちょっと、セルスは反省が必要よ」

はいはい、反省しますよ。

「それが反省の仕方?反省の誠意は…無いわね。」

はい、申し訳ありませんでした!!(土下座)

「あ、時間だ。其れじゃあまたね、美しき愛の神様 ハウ姉様」

何が美しき愛の神様よ、私が本当に欲しいのは君が作った『キッシュ』なのに何がチョコスコーンよ!でも甘かったのは100年ぶりかな、今度はキッシュかな。今度はよろしくね、セルス君。

「聞こえていますよ、ハウ姉!」

「セルス、いたのならいるって言いなさい!」

「では、本当に失礼します。今度はキッシュを持ってくるからね!」

光と共に消えたセルスに手を振ったハウ様はため息をつきながらセルスが持ってきた『チョコスコーン』と紅茶に手を指し伸ばした。

(あら、美味しいわ。作った思いが感じるわ!温かい思いが。)

転の喫茶店から戻った次の日、騎士魔術学園にギルドマスター達がいた。それも何人もいた。

一番最初に見たのは『龍の咆哮:バークサイド』というギルドだった。ギルドマスターの他に冒険者の人達と目が合ってしまったので挨拶に行った。父が言った事を思い出した。

「もし、相手と目が合ってしまったら挨拶に行け!常識だからな!」

と言われたことを思い出して挨拶に行った。

ギルドマスターは女性の方だった。

「初めまして、僕はセルスです。冒険者見習いとして皆さんに負けないぐらい頑張ります。」

「その威勢気に入ったわ!私はフィーネ・グラシア、バークサイドのマスターです。そして召喚獣がこの子なんだよね。」

って言ったギルマス、フィーネは詠唱を唱え始めた

「赤き龍よ 今此処に現れよ 炎風と共に舞い降りれ ファルバス」

目の前に現れ舞い降りた龍を見て僕は思った。

「綺麗だ。」

「人の子よ、今我の何を見てその言葉を言った?」

僕が見たのは煌いて輝く赤き龍『ファルバス』が持つ鱗とその炎をその煌きの色を見ていた。煌き色が炎に包まれて舞い散るみたいに龍が現れた。

『ほう、良い表現をしてくれるな。我も嬉しいぞ!』

念話みたいに話してきた。

「僕も皆さんに紹介したい友達がいます。では失礼して」

一歩下がった、そして召喚しようと思った時呼ばれた。

『セルスよ、私は進化した。今の詠唱では無理じゃ新たな詠唱でお願いしようか』

『うん、クイーンこれからもよろしく。』

念話交わした後に詠唱を始めた。詠唱を始めた直後に辺り一面が花咲き乱れた。

『新たな姿に生まれし龍よ 紅き薔薇と白薔薇を咲かせ 地に祝福を シャインフレイムクイーン』

「セ、セルス君その龍って薔薇の龍神:シャインフレイムクイーン⁉」

「おいおい、ギルマスを誰か止めろ!こうなったら手が付けられねぇーぞ」

ギルマスを止めたギルドの先輩達とマスターの友である『ファルバス』も止めた、して僕を見た時、少女が僕に近づいてきた。

(わぁ、龍使いのショタ系だ。本当にキター!)

「こんな厳つい男くさい奴らに飽きたし、ショタキターー!」

何言っているんだ。ギルマスは喜んで・にやけて・寝た。

「お姉ちゃんじゃなくてギルマスに代わって、副ギルマスであるマーチ・グラシアです。よろしく、セルス君。セルス君に質問があるんだけど、1年間試験だから試験中はギルドの寮にする?」

「あ、あるんですか。ギルド寮。」

「おお、快適でリラックス出来るぞ!」

快適でリラックス出来るなんてギルド見習いである学生にとっては裕福一人暮らしが出来るチャンスが来た!前世のあの母親がこの世にはいないなんて最高だ!。

「はい、ギルドの寮に入ります。皆さん、よろしくお願いします。」

「ああ、よろしく。」「よろしくな、セルス坊」という声が上がった。

その前にギルドに行く前に行きたいところがあるのでちょっとだけ離れます。

「あのマーチさん、父に許可貰ってもいいですか?子供だけの許可だけでは心配すると思いますのでちょっと行ってきます。」

僕は父の所に向かう途中で兵の人が血だらけになって担架で運ばれているところを見た。父に行く前に助けた方がいいのかなと思いその兵士を【鑑定】した。

「名」アルヴァ・グラシア

「称」龍の咆哮:バークサイドの娘を持つ父親・騎士兵

「Lv」 30

「症状」①マーキュリバードLv10の毒爪にやられ毒状態になった。

    ②アイスバードLv20の凍息により胸が凍結状態。

    ③ヴェノムバードLv31のスモッグにより猛毒状態。

「治療処置」 ① セルスが作ったエクスキュアを使う

       それで毒・凍結・猛毒を状態回復する。

       ② 治癒エルゼア詠唱を唱える。

       ③ 治癒完了。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あ、これはやばいなと思い担架の側に駆け寄った。その隣にはグラシア姉妹がいた。僕を見て声を掛けたがすぐに「お父さん、しっかりして!お父さん。」と言っていた。

僕は一生懸命声を掛けているグラシア姉妹の向かいに立って担架を置いてくれと担架を運ぶ兵士に言った。そして、僕が持っていた【エクスキュア】を倒れている兵士であるアルヴァの体を傾け口に入れた。これで三つの状態は回復した、そして僕は治癒詠唱した。

『癒しの女神よ 傷口を癒す風を 祝福の風を与えよ 【エルゼア】』

傷口が無い元の状態にした僕は走った。親に許可を貰うために駈け出した。

父はいた。怪我人であるアルヴァと共に騎士兵寮にいた。

アルヴァと目が合ったけど挨拶無しで父に駆け寄って1年間、ギルドで働く事または寮で独り暮らしの練習をすると言った。でもそれをわかっていたみたいですぐに許可してくれた。

「これも、チャンスだと思え!ちゃんと頑張るんだぞ!」

「はい、頑張ります。だから僕が家に帰るまで生き延びてね。」

おい、だから息子よ。親をバカにすると怖いって知らないのか!

そこにグラシア姉妹が横にいた。

「セルス君、ありがとございます。父を救って頂き感謝感激です。」

おおーという声が上がる中、騎士アルヴァが僕の目の前に立ち手を握って礼を言った。

「ありがと、俺を救ってくれて!娘に会えないなんてもう嫌だからな。」

そう言って父と話した結果、父はグラシア姉妹に息子を頼むと言って訓練に戻った。

俺はグラシア姉妹と行く前に騎士医薬師がいたのである薬を渡した。

ある薬とは僕が学園の調合室で作った結果を元にした論文と調合薬を渡した。

その調合薬は【エルゼアポーション】。作るにはLv30の調合魔術師の認定が必要だが僕は神様に頼んでレベルを上げてもらったから大丈夫だが実際に作ったら失敗はした。論文とは【エルゼアポーション】の作り方と【騎士兵にいる兵の耐性または適正に関して薬の調合の仕方】の論文。もし違った薬を使ったなら人はすぐに死なないが状態回復が効かないこともある。

「これは、助かる!興味の論文だ。ありがたく貰う。」

薬師はあげた論文に関して興味津々だ。其れに状態回復に関する論文を渡した。

そして騎士兵と騎士長である父をよろしくと言ってグラシア姉妹の元に戻った。

僕は今日から【バークサイド】ギルドの見習い冒険者として働かせていただきます。


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