第2話 転生先が騎士団都市だった。
神様達の見送りが始まりだした途端、僕の体は光に覆われて光で運ばれて行く時神様達にこう言われた。
「また来てよ。そしてまた『転の喫茶店』に来て私達神の話し相手になってよ!」
「いつまでも俺達が見守っているからな。」
「頑張れよ!あたいや私達はいつでもお前の味方だからな。」
咄嗟に僕は運ばれる前に神に言った。
「また戻ってきます。話し相手になります。では、行ってきます!」
と言って僕は深い眠りに入った。
・・・・・数分後。
僕は生まれた都市は、オルティア王国の騎士団都市。その騎士団長のカロスと魔術都市の魔術講師のルイスの間にセルスという名の僕は生まれた。父、カロスは騎士団長をやっていたがいつでも喧嘩は絶えなかった。でも数分後には仲良しに戻っていた。
「父さん、僕は父さんや他の騎士団の皆さんに剣の稽古つけてもらいたいです。」
と言った時、父と母は唖然していた。でも父はこの機会にお前にも習って貰うからついて来いと僕に言い、騎士兵訓練場に僕を連れてった。この際母は、何かあると心配だから一緒についてきた。
「よし、始めようか?どっからでも来なさい。」
あの子は団長の息子か、あれは魔術講師ルイス先生もいるじゃないか?
僕は距離を捕って父と母に隠れて魔術の練習をしていた時に独自に開発した魔法と剣術を合わせた僕だけが使える『魔剣術:グラリウス』を使おうかな。
「光よ来たれ 我が剣となりて 舞い踊れ シャイニングアーツ」
聖剣召喚だと…⁉俺は聞いていない、こんなこと教えていない。じゃあ、誰にまさか、お前かというジェスチャーをして父はルイスを見たが私は知らないと言うじゃあ誰が教えていたというんだ。もしかして、独学?あり得ない独学するにはまだ早い!あの年齢であの魔術をやるというのなら俺も本気を出さなければならない。
「父さんと母さんに謝ることがある。僕はどうしても父さんや母さんみたいに大きくなって立派な騎士魔術師になりたいと思って独学や魔術開発をしてしまってごめんなさい。」
あいつもそんな風に考えていたのか?だが迷いは禁物だ。じゃあ、俺も友を呼ぼうとしよう。
「闇と炎よ来たれ 我が友となりて 今ここに召喚する【ダークフェンリル】【ブラットフェンリル】」
父さんが二体のフェンリル持ちだったなんて知らなかった。
「ダーク ブラット我が息子を倒せ!」
「「御意のままに」」
二体のフェンリルが僕を囲んだ。
『お主があの男の息子か?』
『名載らないか?』
「父さんの番犬?それとも…ペット?」
小僧、俺達をペット扱いか。神に仕えし古より伝説の狼と呼ばれた俺達をペット扱いするとはいい度胸だ。練習相手には丁度いい。おい、気を付けろ小僧の魔力が上がっている何か出してくるみたいだ。
「古より来たれ 我が紅き友よ 美しき薔薇を咲かせ賜え 【ブラットブロッサムドラゴン』」
召喚したのは龍だと…さらに強力な薔薇龍だと!。あのカロスの息子はもしや・・・『ガイルゼクス』の申し子。
※ガイルゼクス・・・神の宣託を授かりし者
「我を呼んだのは貴様か。幼き若者よ、汝は我と契約したいのか?ならば契約とお前が出来る料理が欲しい。」
「我は望む。美しき薔薇を咲かす龍 貴方の名は【クイーン】で契約と契約
料理は【ホワルとクルッコスのキッシュ】でお願いします」
このキッシュは父さんと母さんがいない時にホルンが生えているトース洞窟に行き満月みたいな形の野菜とクルッコスはクルスポークを討伐して肉と卵や野菜で俺が初めて卵を使った料理だ。
「契約完了だ。我はお主と共に生きる。契約の証にこれをお前に遣ろう。」
「これは・・・?」
「いつでも我は待っている。これからは好きな時に呼ぶがいい。紅薔薇の指輪だ。薔薇魔法をセルス、君に教えよう。」
僕は指に填めたら、サイズがぴったりだった。
クインはキッシュを食べたら僕に感想を言ってきた。
「この料理は気に入った。また食べたい。」
母さんと父さんは唖然としてクイーンを見る。
これが、あの伝説と呼ばれた紅薔薇を咲かす女王龍なのか。実に美しい俺の妻であるルイスよりもと思ったカロスを見たルイスは何かを感じてカロスに呪文を言い詠唱した。
「言葉の現身よ来たれ 隣人無き他の者が喋る言葉を 我の目の前に現れ イルビア」母は詠唱を唱えた瞬間、父の背を見てカチンと来た。
父の背にはこう書かれていた
“ 実に美しいと言えば俺の妻であるルイスよりもこちらの紅薔薇龍の方が美しい”
その言葉の文章を見た母はカロスにビンタした。カロスはいきなり頬を叩かれ驚いたそこには、激怒のルイスがいた。
「私より美しいですって貴様は言ったじゃない。私と婚約する時に『君はどんな人や召喚した者達やまたは龍にも負けない美しさを持っている』それで結婚を認めたのにもう知らない。」
「違うんだ。」
僕は早く決闘模擬試合をしたいのにいきなり夫婦喧嘩を始めるの勘弁だよ。
「父さん、いや違う。騎士団長様、僕と決闘をしてくれませんか。」
やる気に満ちたな・・・。
・・・・・30分後、決闘は当然の結果負けた。だが、そのついでに騎士魔術学校に行くように勧められた。他の騎士兵からも言われた。
「最初から、騎士になりたいという奴はいるがまだ経験が浅いお前には騎士という王族を守るという役命は俺達に任せろ。お前は学校を卒業して本当に騎士になりたかったらまた来い。」と言って俺は父と母に背中を押され、騎士魔術学園に入学した。