第1話 神様から頂いた物
前世の僕はそんなに強くなかった、最弱にも弱かった。その理由にはちゃんとした理由がある。一つはすぐに弱気になってしまう。二つ目は何か怒られるとすぐに泣き虫になってしまう。三つ目は力が無かった。そんな僕を産んだ母は言った。
「貴方なんて産むべきじゃなかった。」と母は泣いて出て行った。
家には何もなかった、僕は何か食べられる物が無いかと辺りを探しまくった結果食べ物が無かった。でも疲れていたせいか眠ってしまった。それが原因だった。その原因とはすぐにその場から逃げ出していれば良かったと思ったけどもう遅かった。火事が1階と2階で発生してしまって俺はそのまま逃げだせないまま、そこで死んでしまった。その上、そんなことがあって今は雲の上にいた。その隣には何故か神様らしき人がいた。あれ待てよ、俺は死んだよな。でもここは死と天どっちだ。
「ここは地獄でもなければ天国でもない。ここは転の喫茶店です。」
『転の喫茶店』って何だろ?まぁお茶を飲む相手が、神様だろうと何だろうと欲しかったからいいや。
「嬉しいわね、そう言って貰えるとと私達も嬉しいな。」
「あの質問、良いですか?」
神様はコクリと頷いた。
「ここで俺は何をすればいいですか?もしかして転の喫茶店って転生?」
「何にもしなくてもいいよ。ただ転生の刻を待てばいいからね。」
「転生させてもらえるのですか?ありがとうございます。」
転生で二度の人生を迎えれるなんて夢を見ているようだ。
この子、可愛いなあっそうだ。
神様同士で話し合っているならもしかして…。俺の予想通りだった。
風の神「君の『能力』を上げておくよ。さっきの礼も含めてな」
炎の神「あたいは、『炎槍』をやるよ」
愛の神「私もあなたをお気に入りメンバーに登録したので『愛槍』を渡すわ」
音の神「俺からは俺が子供の時使っていた音のスキル『神音の舞剣』をやるぞ」
創世神「私は三つのスキルをあげるわ。『転移』・『土地建設』・『生産』。」
水の神「私は三つのスキルをあなたに託すわ。『無限魔』・『水槍』・『水氷壁』」
闇の創世「俺はお前にこれを渡すから、絶対に使えよ。『上級高位召喚』」
光の創世「僕は君にこれを託すわ、闇の創世と違っていい物だよ。『神獣召喚』」
「何だか、楽しく話しているな。俺らもあげよう。」
顔をあげてたら五人の別の神様が来ていた。
「俺は、幻炎神だ。俺からあげるのはこれだ。『幻影』」
あっもしかして、出来るかもと思ってイメージした。
「神から頂きし 煙を覆いて 煌く月となれ 今こそ現れ『幻月』!」
「幻炎様、出来ました。幻影の幕を覆って月を作りました。」
「おお、もう物にするとは思っては無かった。じゃあ交換だ、お前の『幻月』と俺の『幻影』をな」
交換条件を話し合って幻炎神と交換した。更に神様が多く来た。
「私は神の長、私からはこれを送ろう。いつでも転の喫茶店に来れるように『神転移』」
今のステータスを確認してみた。
『ステータス』
『名』 ???・???
『称号』 ?????
『レベル』 40
『スキル』 愛槍・炎槍・幻影
『神スキル』 神音の舞剣・転移・土地建設・生産・上級高位召喚・神獣召喚
神転移・異世界料理・状態回復 詠唱呪文・陣の詠唱・錬金
『神所持』 無限魔(※無限の魔力)
『能力』
・攻撃力:2000→80000 ・HP:50000→500000
・防御力:2000→80000 ・剣術:SSS ・魔術:SSS
・魔攻撃:5000→16000 『ユニークスキル 』
・魔防御:5000→15000 ・アイテムボックス・鑑定SSS
こんなにも能力などをあげてくれる神様達は本当の両親みたいだ。
「神様方、ありがとうございます。二度目の人生を楽しみたいと思います。これからもよろしくお願いします。」
と言った僕は神の長に連れられ転生の儀の間へ行き、多数の神様達に見送られ転生した。
転生する際に思った。
(俺が転生するのは何処なんだろう?)
とね。