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ここは、泉です。6

更にシリアス…


 この泉は、端でも熱いところがあるが、中心に行けば行くほど熱くなっている。


 何で知っているかって?


 身をもって知ったからさ…


 そんなことは、今はどうでもいいんだ。


 その中心に見覚えがある形が見える…


 あれは…


「蟹いいいぃぃぃい!!!!」


 蟹が中心で留まっているのが解る。


 何で!!


 いくら蟹でもあんな高温の中にいたら流石に死んでしまう!!


 何でそんな自殺みたいなことを…


 じ…自殺? みた…い?なこ…と?


 まさかっ…!?


 俺と一緒にいくことが出来ないから?


 そんな理由で!?


 や…やめろ!!


 俺は、そんなこと望んでない!!


 蟹が自分を犠牲にして俺に食べさせようとしてるなんて!!


 最初は、考えていたさ!!


 だが、蟹… 短い時間だが、俺は、お前のことを家族と同じくらいに考えている!!


 そんなお前を誰が食べられるか!!


 そんなこと俺が許さない!!


 俺は、気がついていたら泉のなかを走っていた。


 どれだけ熱かろうが痛かろうが気にしない!!


 俺は、どこだがわからないところにいきなり飛ばされて誰もいない誰とも話せない、そんな所から話し相手になってくれた…


 あいつは…蟹だか、俺の家族なんだ!!


 絶対死なせはしない!!


 俺は、身が焼ける熱さがあっても 進み続けた…


 熱い… 熱い、熱い! 熱い!! 熱い!!!だがそれがどうした!!!!


 俺は、進み。


 遂に蟹のところまで着いた。


 蟹の甲羅を持とうとしたらかなり熱くなっており手が焼ける音がなった。


 があああぁぁぁぁああ!!


 これくらいの痛みでぇぇぇえええ!!!!!!


 俺は、持ち上げ背中に背負った。


 更に背中も焼ける音がしたが無視をして陸を目指した。


 背中にカリカリと割れる音がした。


 ヤバいっ…!!


 嫌な予感がした。


 急がないとっ!!


 何とか陸に着いた。


 蟹を見ると甲羅に皹が入っていた。


 どうすれば…


 蟹!!


 蟹は、ぐったりしており動かなくなっていた。


 オイ… 冗談は、止めろよ…


 いつものようにカサカサ動いてよ… いつものように訳のわからんダンスしてくれよ…


 いつものように… いつものように…いつもの…よう…に…


 俺は、火傷でボロボロの手のひらで蟹の甲羅を撫でた。


 涙を流しながら…


 涙は、頬を伝わり甲羅に落ちたが甲羅が高温だったため蒸発して消えた。


(なかないで… かなしまないで… わたしは… だいじょうぶだよ…)


 幼い声が頭に木霊した。


 なんだこの声は…


 蟹の甲羅は更に皹が入り中から何かが出ようとしていた。


 そして、甲羅がはぜる音と共に女の子が出てきた。


 それは、どこか神々しく天使だと思えるほどだった。


 な…なんなんだ?


 蟹が女の子に変身した…


 どういうことですか?


 女の子は、俺に向かって笑顔で言った。


 「ひさしぶり!!」


 そして、俺に抱きついた…


 裸!!


 いやいや!! 流石に幼女体型でも犯罪だよ!!


 てか…


「誰!?」


 女の子は、え?という顔をしながらムゥ~と顔を変えて言ってきた。


「ひど~い!

 なんでわからないのぉ~?

 あなたがずっとよんでたかにだよぉ ~…」


 女の子は、泣きそうな顔をした。


 いやいや… 泣くなよぉ~…っていう蟹!?


「マジで蟹なのか!?」


 声を張って言ってしまい女の子を驚かしてしまった。


「や~…

 おどろかさないでよぉ~。

 でも、やっとわかったみたいだね♪

 よかった♪」


「蟹…お前は…俺をどれだけ驚かせれば気が済むんだよ…。」


 俺は、安心したのか更に涙が出てきた。


 蟹は、嬉しそうに俺を抱き笑顔で言った。


「これでいっしょにいけるね♪

 わたし、うれしい!!」


 なんとなくわかった…


 こいつが蟹だって言うことを…


 だけど、その前に…


「服を着てくれ!!」



なりませんでしたね♪

なんて王道な展開にf(^_^;

私の実力ではこんなものですね(*´∀`)♪

あのまま殺してもよかったのですが、流石に主人公には、キツかったかな?

と思ったのでこんな展開(´・ω・`)

まぁ~、気に入っていたのであの蟹…

さて、まだ名前を考えてないので考えておかないと(^_^;)


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