ここは、泉です。3
更に読んでいただきありがとうございます!!(≧∇≦)
はぁ…はぁ…
ま、まさか、木の実ひとつ食べるだけでこんなに苦労するとは…
この木の実は、いくつかの工程が必要とされており、纏めるとこうなった。
1、しっかりとした色がついていないとどんなことをしても悪臭と共に溶けて消える。
2、木の実の茎から取らなければ溶けて消える。
3、泉に5分ほど浸けなければならない。(温度は関係なく泉の水ならどこでもいい。)
4、木の実についている茎を最後に取れば食べられる。
簡単そうに感じられるけど、まず、1の時点でかなり難易度が高い。
色がどこまでつけばいいなどの感じは、かなりシビアになっており少しでも早いと溶ける。
2は、何とか出来るけど、3が時間を図る物などあるはずもなく、自分の体感でやるしかないので実際勘でのところやっていてあまり泉に浸けすぎると溶けたりはしないが、熟れすぎたトマトのようになって食べると傷んだスイカのような味がする。
別に食べようと思えば食べられるけど、なんか… 腹痛とか起きそうでやだ…
ここまで完璧にこなしてやっと食べられる。
一つ食べられるようになるまでに4時間弱かかった。
もう、百個は無駄にしたと思う。(数えてないけど…)
こんなに小さな木の実なのに…
さて、頂こう!!
俺は、黄色の木の実を口に放り込んだ。
そして、木の実を食べた。
うおおおおおおおおおおおおおお!!!!
旨い!!旨すぎる!!なんだこれは!?
苺のように甘いのにマンゴーのような濃厚な味わい…
こんなに濃いのにしつこくなくサー…っと口の中に溶けていく!!
歯応えは、桃のような感覚で噛んでいて繊維がプチプチと切れていく感じが最高に気持ちいい…
最高の果物だ…
俺は、あまりの美味しさに涙を流してしまった。
ここに来てから何も食べてなかったのもあるがこれを食べるのに色んな試行錯誤をしてやっと食べれたから、更に美味しくさせている。
そう感じては、いられなかった。
赤は、レモンのような酸味があるが顔をしかめるほどではなく柚子のような爽やかな味が広がりまた手を伸ばしてしまうほど後ひくようなもので歯応えは、ミカンのようになっており噛む度にプチプチと破裂していく感覚がわかり皮を剥いたミカンのようだった。
青が多少苦味があるが嫌な苦味ではなく感覚的にコーヒーを思い出す味でコーヒーにミルクをいれたようなまろやかなで少し砂糖が入っているように甘かく歯応えはなく口に入れた途端に弾けてコーヒーを飲んだような感覚になった所。
緑は、しょっぱくポテトチップスまんまのだったが一つ食べると10種類の野菜を食べた感覚になり体にとてもいい感じがした。
最後に紫は、とても旨かった… なんと言うか色んな具材を入れて何週間も煮込み美味しいところだけ凝縮したような旨さで今までこんなに旨いと思ったことのないほどで歯応えは、きゅうりを食べているような感じでしゃきしゃきしており噛めば噛む度に旨さが溢れでて噛むのが楽しいと感じた。
なんか、マジト○コみたいになってきたぞ…
更に嬉しい誤算があった。
なんか…
一回作れた後から次々と簡単に食べられるようしていく作業が出来ていく…
なんか頭が良くなっている気がしてならない。
色によって効果も違うらしく。
赤が筋力、力を上げ。
黄色が知性、知力を上げ。
青が体力、持久力を上げ。
緑が眼力、視力を上げる。
しかし、紫がいまいち解らずなんか身体の奥から力がみなぎってくるものがあるが何かあるわけでもないので元気になる程度にしか思えない…
この木の実は、栄養価が高いのか五つ食べれば満腹とは言わないが多少は、腹が満たされた。
まぁ、いつか人にあったらこの木の実について聞いてみよ。
もう日は、高く上がり正午ぐらいかなと思うほど上がっていた。
暑い…
てか、まだ、俺真っ裸だったわ…
何とか服作らんと…
狼でも来たら皮剥いで服にするけど…
あ…
皮剥ぐにもナイフとかの刃物がないとなぁー…
まだまだ、泉を離れるまで時間がかかりそうだな。
まぁ…泉の周りの木は変なのが多いからそれを調べていくか。
俺は、木を調べていると針のような木の枝や布のようなさわり心地の葉や綿を引っ張ったらすぐ糸になっていくもの等…
あれ?
思っていた以上にご都合主義みたいに服を作れる道具と材料が揃っている…
ま、まぁ…
あるなら大切に使わせて頂きましょう。
こうして、俺の服作りは、始まった。
主人公、なんかチートになってきていますね…
頭もよくて力もあり、何でも出きると…
流石主人公…
でも、ボッチ。