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夏の薫り  作者: 剣一
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第3話

更新が遅くなってすいません。

つーか全然うまくなりませんね・・・・

薫さんが隣の家に引っ越して来てから数日の間特に何もなかった。

(やっぱ何もない隣人かなぁ)

そんな事を考えながら、部屋のベッドでうとうとしていたら、呼び鈴が鳴った。

ボーっとしたままドアを開けると、そこには薫さんがいた。

「あれ?起こしちゃったかな?」

薫さんに会った瞬間から眠気なんて物は消えている。

「いやいや大丈夫です。今日はどうしたんですか?」

「あのね今日暇ってお母さんから聞いてるんだけど……今日大丈夫?」

「はい!?だ、大丈夫です。でも、ちょっと待ってもらえますか?」

「ごめんね、急に……用意できたら家に来てね。待ってるから。」

と言って薫さんはおばさん家に戻って行った。

この間挨拶に行った母さんが何か言ったのだろう。

何の用事かワクワクしながら、僕は部屋に戻り、着替えをし始めた。学校に遅刻しそうな時でもここまで早く着替えたことはないかもしれない。そして身だしなみを整えおばさん家に行った。

ベルを鳴らすとすぐに薫さんが出てきた。

「ごめんね、急に。今日はこの街を少し案内してもらえないかな?」

「全然大丈夫です。えと……じゃあ何見たいですか?」

「スーパーとか商店街とかそうゆう所を覚えときたいんだよね。いい?」

「はい、じゃあ行きましょうか。」

僕はこう言うと、ゆっくり歩き始めた。

歩きながらここの近くで生活するのに知っといたほうがいい場所を考え、色々紹介していった。薫さんは気さくに話しかけてくれてきたので、すぐに時間は過ぎていった。ふと時計を見ると短い針は12の近くを指していた。

「今日はほんとに急にありがとうね。もうお昼だしご飯一緒に食べない?」

薫さんはこう言ってきた。

(断るはずがありません)

「はい。もちろんです。」

僕は即答した。

「フフ……じゃあどこにする?」

「ど、どこでもいいですっ。」

「う〜ん、じゃあここら辺で美味しいとこがいいな。」

そこで僕は考えたが、思い浮かんでくるのは近場の海や春華達と行くファミレスやお好み焼きなど薫さんと行けるわけがない所しか出てこない。

「すいません、まともな所が一個も出てきません……」

「そっか〜いつも友達とかとどこ行くの?」

「ファミレスとかお好み焼き屋とかです。」

「あっならお好み焼き屋さん行きた〜い。」

「そうですか?なら美味しい所行きましょうよ。」

僕はいつも行くお好み焼き屋に向かった。

お店に着き、店内に入ると店のおばさんがこんなことを言ってきた。

「あれ?隼ちゃんにも彼女できたんかい?ずいぶんべっぴんさんじゃないかい。イヒヒヒヒ。」

「ち、ちがうよ、おばさん!!」

「はい、はいそんな必死に否定しなくても分かってるよ。」

「う……」

おばさんにからかわれてる僕を笑いながら、奥からおじさんが話しかけてきた。

「その美人さんとはどんな関係なんだい?」

「あ、えっと私は先日隼人君の隣の家に引っ越してきた夏風薫と言います。今日は隼人君におこの辺の案内をしてもらおうと思いまして。」

「そぅかいそぅかい。じゃあこの馬鹿の面倒を見てやってくれよ。」

「ちょっとおじさん!!」

「ヒヒヒ、確かに。」

「ふふ。分かりました。」

「薫さんまでっ」

「で、いつものでいいんかい?」

「あぁ、うん。」

「薫さんは?」

「あ……えとじゃあ隼人君のと同じのをお願いします。」

少ししてから頼んだ物がきた。同じものを注文したはずなんだがな……

「隼ちゃんと薫さんの同じにするわけないでしょ!!ほら、隼ちゃんは自分で焼けんでしょ。あ、薫さんのはあたしが焼いてあげるからね〜。」

それからみんなで笑いながら、食べた。(この間お客さんは入ってきてない。)

結構な時間いたので、そろそろ出ることにした。

「ごちそうさまー。おばさん、お金〜。」

「あいよ。あ、薫さんはいいよ。」

「え?いや、悪いですよ。」

「良いの良いの。あたしが言ってんだから。ちょっと隼ちゃんは出てきな。」

「え?あ、はい。ご馳走様でした〜」

僕は先に外に出た。少ししてから、薫さんが出てきた。結局おばさん達が勝って、薫さんはお代を払わなかったそうだ。その代わりになんか取引をしたらしい。

「その取引って何ですか?」

「内緒っ」

こう薫さんは言いながら、舌をちろっとだした。






この時、薫さんがおばさん達とお代の代わりにした取引はめったに家に帰らない親の代わりにずっと一人の僕の世話を少しでもやってほしいと言われたたらしい。

その時の僕はそんな事が分かるほど賢くなかった。






今回もほんとありがとうございました。

次回ができる限り早く投稿できるように頑張ります。

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