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夏の薫り  作者: 剣一
24/26

第23話

遅くなりましたが、二十三話を投稿します

宜しければ読んでいって下さい


ガチャリ

「隼人君、おかえりー」

玄関を開けると、聞き慣れた声が僕を迎えてくれた。

「薫さん、こんばんはです。」

鞄を起きながら、伸びを一つした。

「だから、隼人君の家何だからただいまで良いじゃない。もー」

薫さんはテーブルに料理を運びながら、頬を少し膨らました。

「そうでしたね…た、ただいま。」

僕も料理を運ぶために薫さんの隣に並んだ。


「いただきます。」

2人ほぼ同時に言うと、僕は炊き込みご飯を口に運んだ。

「うわっ美味しい!」

食べずに僕の様子を見ていた薫さんの眼がキラリと輝いた。

「そんなに美味しい?」

薫さんはそう言うと、自分も一口食べた。

「あっ本当だ…」

薫さんは口に手を当て、呆気に取られていた。

「こんなに美味しく出来るとは思ってなかったわ…」

「レシピ教えて下さいよ。」

僕はロールキャベツにも箸を伸ばした。

「なーいしょっ」

ふふ、と薫さんは笑った。

「あっそのロールキャベツは春キャベツを使ってみたんだよ。味の方はどうかな?」

僕は丁寧に巻かれたロールキャベツにかぶりついた。

柔らかいながらも食感のあるキャベツを噛んだ瞬間、中に詰められてあた肉汁が僕の口の中に一気に広がった。

「これもめっちゃ美味しいですよ!」

「旬の物使うと、何か気合いが入っちゃうのよねー」

「普段から美味しいですよ。」

「おだてたって何もないわよ?」

「美味しいご飯がありますよ?」

僕は食事を続けながら答えた。

「もぅそんな事言わないの。」

薫さんは笑顔でそう言うと、薫さん自身も食事を再開しだした。


「ふーっ本当に美味しかったです。」

僕達は食後に温かいお茶を飲んでいた。

「ありがと。そう言えば隼人君はゴールデンウイークはどうするの?」

薫さんはふーふーと自分のお茶を冷ましながら尋ねてきた。

「多分勉強漬けになってますよー」

僕は苦笑いしながら答えた。

「あれ?聞いてないの?」

「え?」

僕はまじまじと薫さんを見つめてしまった。

「おばさん達また旅行に行くみたいな事言ってたわよ。」

「き、聞いてないですね…」



苦笑いで答えた僕

不思議そうな笑顔のあなた


―あの時

―あの日

―僕は知らなかった―




今回も読んでいただきありがとうございます

最近はなかなか忙しい日々が続き、あまり書けませんでした


正直言うと、今までの話を自分自身がもう少し納得いくように編集したいのですが、それもあまり進んでないです


自分の中では最終話の直前には前半部分の編集が終わっている状態を目標としています


久々の後書きなんか上手く書けませんでしたw

これからも頑張って執筆していくのでこれからも宜しくお願いします

毎日覗いてくれている読者の皆さんがいる事は作者としてもとても嬉しい事です


本当にこれからも宜しくお願いします



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