第16話
こんにちは
さぁ今回は新一年生が登場します
その子は何なのか!?
あまり期待せずに読んでみて下さいw
生徒会の会議の初日、委員長は希望通り生徒会長になる事ができた。
「今季の生徒会長になった空河恋歌です。3年なので前期しかいられませんが、精一杯立派な会長であるように頑張りたいと思います。まだ未熟者で、皆さんの力をたくさん借りる事になると思いますが、よろしくお願いします。」
委員長らしい真面目な自己紹介を終えた時、生徒会の生徒は大きな拍手を送っていた。
その日は今季の生徒会の仕事の流れを説明をして終わった。それで分かった事によると僕達3年生の残された仕事は主に体育祭と文化祭の実行と学校の雑務だった。
「ではこれで今季1回目の生徒会の活動を終了します。」
委員長がそういうと、生徒会メンバーは教室から帰っていた。
「恋歌〜お疲れ〜さぁ帰りましょ〜」
「うんっ」
春華がそう言い、みんなで教室を出、また色々話しながらげた箱に向かった。そして校門を出ようとした時、後ろから声が聞こえた。
「海せんぱぁ〜い!待ってくださぁ〜い!」
そう叫んで、こっちに走ってくる少女がいた。海はその姿を見て、1つ大きな溜め息をついた。
「海…あの子…」
事情を知っているのか春華が海に同情の目を向けながら呟いた。
委員長と僕は全く状況が分からない。ただあの少女が言った言葉が本当なら後輩にあたるのだろう。
「海、あの子は?」
そう僕が聞いた頃には、その少女はもう間近に来ていた。
「ハーハー…こ、こんにちはっ!私海先輩の後輩の小原 優ですっよろしくお願いしますっ!ハーハー…」
「小原はこっちの駅じゃないだろ?俺達はこっちの駅だからまたなっ」
海は小原という少女が俺達に自己紹介を終えたらすぐに歩き出した。
「あっ海せんぱぁーい…あっ、じゃ、じゃあ、失礼しますっ!」
小原は海の後ろ姿に叫んだけれど、海は行ってしまったので、俺と春華そして委員長の方を向き
「失礼しますっ」と言って反対方向へテクテクという擬音が合いそうな歩き方で行ってしまった。
「春華…あの子は?」
「歩きながら話すわっ」
そう言って歩き出した。そして話し始めた。
「あの子は私達の中学の時の後輩よ。何か海に一目惚れしたのよ。海に告白したんだけど、海は振ったのよ。それなのにずっと海にくっついてて、海は流石にはっきり来るなって言ったんだけどそれでもずっと離れなくてね…正直あの海をここまで困らせるあんな女の子は、ほっんと始めて見たわ。」
春華は苦笑いしながら、小原について話した。
「あの子…生徒会に入ってましたよね…」
委員長が確認するように春華に尋ねた。
「そぅなのよ…もしかしてって思ったら実際そうだったわ。」
そんな話をしていると前を歩いていた海に追い付いた。
「海…小原ちゃんどうすんの?」
海は頭をかきながら、苦笑いして答えた。
「ん〜あの子生徒会にもいたしな〜ん〜」
海が悩んでいると、春華がニヤニヤしながら僕に話しかけてきた。
「それより小原ちゃん胸でっかいでしょ〜」
「え、えぇ!?な、何で僕?」
いや…確かにかなり大きかったですよ?
あの小動物的な体系にロリフェイス、それにアンバランスなあの胸……
「隼人、結構見てたわよね〜?」
春華がさらにニヤニヤしながら言ってきた。
「み、見てないよっ」
必死に否定する僕に委員長がとんとんと指で肩を突っついてきた。
「いいんちょ、助けてよ〜」
「や、八城君は胸が大きい子の方がいいんです…か?」
委員長は顔を赤くしながら聞いてきた。
「ち、違うよっ!ってか何で、いいんちょまで〜」
その後の昼ご飯の時僕は春華に徹底的にからかわれ、委員長までもが顔を赤くしながら色々聞いてきた。いつもは助けてくれる海も今日は小原という子のこれからの対処を考えるのに必死になっていた。
小原の入学は僕達の学校生活を今まで以上に騒がしく、そして大変なものにした…
今回も読んでいただきありがとうございます
小原はどうでした?
薫さんが最近でてませんね…けど予定では次でしっかり出します
も・ち・ろ・ん小原さん関係で色々ありますけどね〜
でわ、次回も見てくれると嬉しいです
失礼します