第14話
今回は早く投稿できました!!
【注意:ここから先は作者のバカトークです。読みたくない人はとばしちゃって下さい。】
この話を書くか書かないかは結構悩んでまして、相談したり、悩んだりした結果、結局書くことにしました。
「それだと遅くなるじゃね〜か!ばぁ〜か作者!」
こうお思いの皆さんバカって言った人がバカなんですよ?w
とりあえず理由はですね、かなり構想ができていたんですよ……(それなのに悩むって……
ちなみに当初の予定ではこの話は前の話と一緒の予定だったんすよw
まぁだから書くか書かないか悩んでたんです
かなり長くなりましたが、ぜひ読んでいって下さい
「うわっ人多いなぁ」
僕達が初詣に来た少し大きめの神社には毎年行われている夏祭りの時以上の人が集まっているのではないかと思うほどの人がいた。
「はぐれちゃだめだからねっ」
春華はそう叫ぶと、神社の階段を上り始めた。春華と話していた海と薫さんがその後を歩き、そして僕と委員長が慌てて3人の後を追った。
「あっ!!」
「大丈夫?」
「う、うん…ありがと…」
躓きかけた委員長を支えて前を見るとそこに3人の姿はなかった。
「やべっ見失っちゃった。」
慌てて目を凝らして探してみるが、見つからない。
「ごめんなさい…私のせいで…」
話す委員長はかなり真剣な顔になっていた。
「いいって。とりあえず2人で参拝済ましてから、みんなと合流しよっか?」
「えっ!?うん!!」
委員長は顔を赤くしながら答えてきた。
「3人にはメール送っとけば大丈夫だよね?」
携帯を開きながら、委員長に尋ねる。
「うん…多分、電話しても話しにくいだろうから、メールにしといた方がいいんじゃないかな?」
その言葉を聞き、海へのメールを打った。
[今委員長と一緒にいるんだけど、海とかとはぐれちまったわ……参拝終わった後どっかで待ち合わせしよう]
そう打ち込むと、すぐに送信ボタンを押した。
「いいんちょ、寒くない?」
「うん、大丈夫。ふふ…八城君さっきも聞いてきたよ?」
委員長が笑いながら言ってきた。さっきも聞いた事に気づいていなかった僕は指摘されて、初めて知った。
「えっ!?さっきも聞いたっけ?」
「うん…でも、いいよっ嬉しかったから。」
「そ、そう。なら、良かった…」
(ん?嬉しかったってどう言う意味だ?…)
そんな事を考えている間も僕達は少しずつ進んでいた。そして、賽銭箱に近づけば近づくほど人の波は込んでいった。
「いいんちょ、大丈夫?」
「う…うん。だ、大丈夫。」
その時、人の波が動いた。
「あっ!!いいんちょ」
僕がそう叫んだ時、冷気で凍えていた僕の右手を誰かが掴んだ。
「八城君、ご、ごめん。そ、そのはぐれちゃいそうだったから……」
僕の右手を掴んだ手は委員長の手だった。顔を真っ赤にしながら掴んでいるが、僕も女子と手を繋いだ経験なんて1度もないので、委員長に負けないくらい顔を赤らめていたかもしれない。「め、迷惑じゃ…なかった?」
委員長が下を向きながら尋ねてきた。
「迷惑じゃないよ…」
それから賽銭箱の前まで行くまで2人の間に会話はなかった。
「ありがと……」
委員長が握っていた僕の手をそっと離した。
小銭を入れて鈴をならす。そして手を合わせながら、目を閉じ、願い事を思った。
(今年もいい1年でありますように…とりあえず薫さんと今以上に仲良くなれればいいです…)
目を開けると委員長はまだ、目を閉じていた。そして、その後すぐに目を開け、1度お辞儀をしていた。
「とりあえず動こう。」
委員長と動き、人が少ない場所に行き、海からの連絡がないか携帯を確認した。携帯には海からメールが来ていた。
[出口にいるよ〜]
委員長にその事を告げ出口に向かう。しかし、当然帰りの方が人の波に逆らわなければならない。
「八城君…その…いいかな?」
「どうぞ〜」
僕は静かに右手を差し出した。その手を委員長が握ってきた。
「いいんちょは何お願いしたの?」
歩き始めながら委員長に聞いた。
「えっ!?私!?べ、別に何でもないよ……」
委員長は更に顔を赤らめた。
「良いじゃん、教えてよ〜」
「えと…そ」
委員長が何か言いかけた時、やっと人の波から解放された。そして、すぐ近くに薫さん、海そして明らかに不機嫌な顔をしている春華がいた。いつの間にか委員長は握っていた僕の手を離していた。
「2人ともはぐれないでって言ったそばから離れるって何考えてるのよっ!!」
春華は完璧に怒っていた。
「はぃはぃ…春華ももう良いじゃん。んな、怒んなって…」
「その…私が転んじゃったから…」
「えっ!?」
「八城君に支えて貰って、気づいたらみんないなくて…」
「ご、ごめん…その知らないのに……」
「いいのっ気にしないで」
春華が珍しく落ち込んだ顔付きで、それを委員長が慰めているという想像できないような構図だった。
「ほら、冷えちゃうからもう戻ろ?年寄りにはこの冷気は厳しいんだぞ?」
黙って見ていた薫さんが切り出した。
「まだ若いじゃないですか〜」
「そうですよ〜」
薫さんの言葉で春華と委員長は笑っていた。
「なぁ…隼人…」
真剣な顔をした海が僕に近づいて来た。
「何?」
「………ごめん、いいや。何でもない」
少し考えてから海が答えた。
「教えろよ〜」
海の言葉が気になった僕は海に飛びかかった。
「てめっ」
「あんた達みっともないからやめなさいよっ!!」
それに気づいた春華が何か言い出した。
「春華はうっさいなぁ〜」
「ねぇ年寄りにはこの冷気が……」
僕が言いかけた時、薫さんがまた言ってきた。
「若いでしょ!!」
「ハハハハ…そりゃどーもです。」
僕達全員の突っ込みに薫さんはただ苦笑いしているだけだった。
「そろそろ帰ろう。」
誰かが言った言葉に僕達は静かに従った。
こうして僕達の元旦そして冬休みは過ぎていった。
僕達の歯車は確実に動き出し始めていた。
僕達の意志とは全く関係なく……
あぁ〜どうでした?
恋歌可愛くないっすか?
今回の勝手に初めて考えた俺テーマは『読者全員恋歌にキュンキュンさせる』だったんすよwwww
正直、隼人とか薫さん云々の前に俺が心動いてますw
いや、文化祭の話に出した時から再び登場させる予定でしたからね〜
これからもっともっと色んな展開にしていきますっ
でわ、この辺で失礼しま〜す